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2013年6月25日 (火)

湯煎餅★たかが湯煎餅されど湯煎餅 最終回~雲仙市小浜・雲仙

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こちらの、容器には「入徳」と書いてあります。包み紙の、黒い四角の所、ここにも「入徳」

と書いてあります。この絵柄に「入徳」と書いてあるのは、この店だけです。

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「入徳」と書いて、「にっとく」と読みます「頴川入徳」。中国人。漢方医であり、僧侶。中国名

「陳明徳」。


明朝末期の乱を逃れ長崎にきます。この来た時期、説明版には、慶安年間(1648)とあ

りますが他の本には、寛永4年との記述もありますが、はっきりは分かりませんでした。


さて、入徳は小浜へ来ますが、小浜温泉が病気の治療に効ありと、広くPRし、いわば小浜

溫泉の恩人です。「頴川入徳師翁碑」が小浜の伝妙寺にあり、墓は長崎市夫婦川の春徳

寺にあるそうです。


入徳が、ここらあたりで入浴したであろうという場所があります。

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ほとんどビルの蔭になりますが説明版があり、ここの坂を上がると、小浜歴史資料館(旧

湯大夫本多氏邸)があり、途中に「豊後湯跡」があり、島原城主松倉豊後守重政が気に

いったらたしく、しばしば訪れています。


松倉重政は、島原城を築城しますが、そのための重税、苦役等が、後の島原の乱の原因

となっていきます。寛永七年、入浴にきたおり変死します。これは、いろいろ話があるの

で、又後日。


さて、湯煎餅の美味しい部分

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焼いた後、丸く形成しますが、その時できる不要の部分。意外と美味しいですよ。ただし、

この部分、普通、土産物屋さんには置いてありません。湯煎餅を作っているとこにしかあり

ません。


ただ、この部分、昔は一枚一枚焼いており、この部分が、今のより少なく、美味しいらしく

「長崎県溫泉誌(Ⅱ)」には、次のように書いてあります。


「センペイの子、今頃の人々はセンペイの耳というが機械焼きでは出てこないので(注:多

分昔と今では機械が違っていたのか?)手焼きしか出てこない。これも特有の味があり美

味しいしい。一週間前から注文していないと手には入らない。」


とのことで、昔、一枚一枚、おじいさんが焼いていたという、小浜神社裏にいったら、

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ご覧の通り、家さえありませんでした。神社で、小浜を良く知った方に出会い、聞いたとこ

ろ、小浜には一枚一枚焼いているところは、今は無いという事でした。ただ、前に書いたよ

うに雲仙にあるので、そのうちと思っています。


そういえば、カステラも焼き上げた後、端の方を切り落とし形成しますが、あの切りとった

部分が美味しんですよね。


小浜に来られたら、湯煎餅の耳。長崎に来られたら、カステラの切り落とし。捜してみて下

ださい。これも、旅の楽しみでしょう。


長々と、湯煎餅の話を書きましたが、たかが湯煎餅にも、いろんな事があることを知って

いただければと思い書いてみました。私は小浜の隣町の人間なので、まだ、いろんな話が

あるようでしたが、一応は、これにてお終い。


(参考資料:「小浜町史談」「おばま~史跡巡りガイド」「ふるさと散歩~小林正著」「長崎溫

 泉誌(Ⅱ)」より)


食べ比べてみると、耳の方がポチ美味しいみたい。あなたの、美味しいそうなお耳も、ポ

チしゃぶってみたいな。

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