小野(諫早市)の金比羅さん その1~長崎県諫早市小野
金比羅山といえば、あちらこちらにある山ですが、ここ小野の金比羅山は、富川渓谷、永
田の御手水観音と並んで、諫早の三大名勝地だそうです。
金比羅山に大権現のお社があるとかで、一度出かけましたが、山頂には何にも無く、狐に
つままれたような感じで、その日は帰りましたが、調べてみると、山頂から少し下った所に
史跡がいろいろあるとか。また、出直しましたが、何でもちゃんと調べていくもんですね。
小野の金比羅山は標高約250m位の山で、少しきついかなと思っていったら、何のことは
ない。車で山頂のすぐ下まで行くことができ、トイレ完備。横には広場まで。
さて、この金比羅山は、金比羅大権現が祀ってあり、寛永元年には天祐寺の末社として性
圓寺(しょうえんじ)が建てられた、神仏混交の霊場であったそうで、諫早領主の祈祷寺で
もあったそうです。
この場所には、性圓寺跡、松尾社、常夜灯、八天狗、石仏、供養塔、芭蕉の句碑等が林立
しています。行基の伝説もあるそうですが、行基さんと弘法さん、あちらこちらで忙しいです
ね。
戦前は三月十日、十月十日の例祭には、登山口の所に市が立ち、賑わっていたそうで
す。
ここが、どうなっているかというと、古びた看板ですが
クリックすると少しは広がります。
駐車場から少し登って右手、松尾社があります。松尾社は京都の嵐山の松尾神社を勧請
奉祭したもので、もちろん酒に関係する神様です。文化六年(1809)年に建立されたも
の。
この松尾神社の左手の方に、一番上写真の大きな常夜灯があり、文政五年に建てられた
ものですが、橘湾で漁をし、夜、帰港する船の目印になったと言われています。
ここから、右手の道を辿れば、翁塚があり、「初しぐれ猿も小蓑をほしげなり」という芭蕉の
句が刻んであります。芭蕉がここに来たわけではなく、芭蕉を尊敬する方が建てたのでしょ
う。雲仙にも、「芭蕉塚」と書かれた自然石の碑があります。
ここから先に進んだところに、唐風の山門があります。
まだまだ先があるので、今日はこのへんで・・・
場所は、諫早市の小野小学校横にマルキョウがあり、その横の道から山手に登って行っ
たところです。ちょっと分かりにくい所があるので、聞き合わせて行ってください。
(参考:「諫早を歩く~山口八郎著」「諫早の文化財」「写真集・明治・大正・昭和・諫早~諫
早史談会編」。説明板より )
今日は少し暑く、ビールを飲みたいのですが、ドクターストップで、ポチと悲しい人生。
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