懐かしの郵便ポスト
懐かしいですね。昔は町の角々に立っていたものでした。まさに昭和レトロ。
このポスト、若い方は初めて見る方もいるでしょう。諫早市の郷土資料館に展示されてい
たものです。説明版が左の方にありましたので、長いので概略書いてみると。
正式名称は、「丸形一号郵便差出箱」だそうで、明治時代には、木製で黒塗りの柱状のも
のだったそうです。
下関市の俵谷高七氏が、この赤い円筒形のポストを考案し、明治41年の通達で認知され
たそうですが、昭和45年より製造が中止、徐々に姿を消したそうです。
この写真のポスト、昭和28年製造、昭和62年3月まで、市内の本野郵便局で使われてい
たものを、郵政局からいただいて来たそうです。
郵便物総量約360通、材質は鋳鉄、高さ135センチ、根石まで165センチ、ポスト本体の
重量は135キロ、根石の重量は130キロだそうで、思ったより重量がありますね。
今の郵便ポストですが、何となく時代の変わりを感じます。
上の丸形郵便ポスト、私も何回もお世話になったもので、何度、恋文を出しては、そのたび
振られたものか。ちなみに、貰ったことは一度もありません。
いまは、メールで、「愛してるよ又、今度飲みに行こうね。」、なんてやっていますが、
やはり恋文は、手紙で書くのが情緒があるもの。昨年、ブレイクした、由紀さおりさんも、「
恋文」という歌を歌っています・・・
「アズナブール流しながら この手紙を書いています 秋祭りに買った指輪 小指に光りま
す 椅子の上には 赤い千代紙 窓のむこう 昼下がりの小雨 何を見ても 貴方様を 思
い出して候 (2番以下略)」
こんな恋文貰ったら、もうメロメロですね。ちなみに、アズナブールとは、、「シャルル・アズ
ナブール」。シャンソン歌手、俳優、シングソングライターで、一世を風靡しました。「アズナ
ブール流しながら」は、アズナブールの音楽を流しながら、と言うこと。多分、今のステレオ
ではなく、蓄音機で彼の音楽を流していたのでしょう。
ということで、「恋文」、「戀文」と書いた方がピッタリかな。万年筆で書いて、ポストへ出して
が良いですね。
私も、久しぶりに、愛用の万年筆、「モンブラン マイスターシュッテク No149」で、一筆し
たためることに。
「見も知らぬ私より、手紙をお受け取りになられ、驚かれたことと思ひ候。貴方様を駅で一
目見たときより、心騒ぎ、失礼ながら、手紙をお出した次第にて候。これが、思へば戀心か
と思えば・・・・・」
と書きながら、途中で止めました。だって、出す相手がいないんじゃね。そういえば、デュー
ク・エイセスの歌の一節にもありましたね。「出すあてなしのラブレター 書いては何度も読
み返し あなたのイニシャル何となく 書いては破いて捨てたっけ。」
ポストを見ていたら、いろんな事を思い出しました。あなたも、一度は恋文を出してはいか
が。
そういえば、ウチのカミサンに一回、書いたような思い出が、ポチとありますね。幻想だった
かな?近ごろポチとボケがひどくなって・・・・・
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