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2013年4月16日 (火)

本明川の飛び石 その2~長崎県諫早市

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さて、昨日は一つの疑問。本明川は河川改修がされたはずなのに、なぜ、工事の邪魔に

なる飛び石が残してあるのか?


確認するところはないのか?しばし考えると、ピンとくるところがあり、諫早市郷土館へ走っ

て行きました。


はやり正解で、実に詳しく知っておられました。本明川の飛び石は、昭和32年の大水害で

全部流されたそうです。その後、河川改修などあったそうですが、地元の人の熱望によっ

て、国土省だったかに話し、飛び石が復活したそうです。


なお、自治会によっては、遊び心か、この辺に眼鏡橋があったのか

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             (Google earthより)

眼鏡橋風に飛び石を作った所もあるそうです。


郷土館に行ったとき、「ふるさとの想い出 写真集 明治大正昭和 諫早」と言う写真集

(以下、「ふるさとの写真集」と略します。)を紹介されましたが、見るにつけ面白いので、高

かったけど、早速手に入れました。


その写真集の中にあったものですが、一番上の写真、諫早神社(旧四面宮)を本明川の対

岸から見たところですが、鳥居が2本ある事が分かります。本当は3本あって、

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赤の四角が、現諫早神社。緑の丸印の所に、鳥居の印が書いてあります。この3本の鳥居

を通って神社へ行くのですから、これが参道に当たるのでしょうが、一番上の写真のよう

に、飛び石を渡って行くようになっています。

昨日の最初の写真と比べれば、川が拡張されているのが分かると思います。


なお、奥にある鳥居、これが多分肥前鳥居でしょう。多分、笠木だけの鳥居に見えます

が・・・・これも、あと2本の鳥居も諫早の災害で流されたそうです。

鳥居の柱が川原にありますよと、といわれたので行ってみるとありました

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短いみたいですが、昔の写真を見ると、柱が二本つなぎの鳥居みたいですから、この長さ

なのでしょう。

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諫早神社(お四面さん)の飛び石風景です。眼鏡橋が架かる前の30年間は、本明川を渡

る唯一の通路であったそうです。昭和26年の写真だそうです。


古地図を見ると、この飛び石の上流にもう二つばかり、飛び石が書かれています。多分ど

ちらかだとこ思いますが。

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説明によれば、「本明川の水で洗えば、洗剤そこのけに白くなる不思議さ。」と書いてあり

ます。井戸端会議の場所でもあったのでしょう。昭和28年の写真ですが、後の橋は新四

面橋です。


「想い出の写真集」に、あと2枚ほど飛び石の写真が載っていたので

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左は、諫早公園の高城から城見町の二の丸を結ぶ通路であったそうです。昭和10年の

写真。


右は、昭和初期に作られたものだそうで、形を見ると、将棋の駒の様な形をしています。水

の流れを考えたものでしょう。


このような、写真集、昔の、ひいては現在の私たちの生活を知るのに、大切なものなので

すが、もっと出して欲しいですね。


さて、千々石も河川改修、橋を架けるため、又近ごろは河川改修に伴い、川に風情を付け

るためか、わざと飛び石を作っているので、何が何だか分からなくなっていますが、一つだ

け温泉神社の所に確実なのがありました。

Photo_2

諫早の飛び石は、新しいものとはいえ、住民の熱意で作られたもの。あと、百年もすれば

文化財でしょう。


飛び石には、あまり目をむける方がいませんが、我々民衆の生活に密接に関係があった

もの。河川改修、橋を架けるときはには大切にしてもらいたいものです。 

(参考・写真・文引用:「ふるさとの想い出 写真集 明治大正昭和 諫早」~諫早史談会

編)  ■本明側の飛び石・終了


今日は久しぶりに歯医者さんへ。この歳になっても、歯医者さんはポチ怖いですね。

 

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