愛のハタあげ大会~長崎県雲仙市愛野町
今日の長崎新聞を読むと、「長崎のハタ揚げ大会」と、「雲仙・愛のハタあげ大会」の記事
が並んで載っていました。長崎では「凧」ことを「ハタ」と言います。
「愛のハタあげ大会」。本来は土曜日の予定が雨。日曜日も、朝から雨が降ったり止んだ
り。どうかなと思いながら行ってみると、ちゃんとやってました。
子ども用には、小さなハタを準備して、これはお土産。旗が立ててあったので見ると、「愛の
まち剣舞箏保存会」、と書いてあるので、剣舞をやっている人が、主催か手伝いかと思って
いたら、新聞に書いてありました。「剣舞箏」は「けんぽうそう」と読むそうで、その、「愛のま
ち剣舞箏会保存会」の主催。
「剣舞箏」はハタの一種で、島原半島北部に伝わる、剣をかたどった形が特徴だそうで、
「剣をかたどった形のハタ」、どこかで見たことがあるなと、考えているとハタ(親父ギャグで
すみません )と思い出し、確認に行ったところありました。
愛野町の公民館、1階から2階に上がる階段の所。一番上の写真が、「剣舞箏」です。意外
と呆けてないな、と自分で感心。公民館の方に、作った方など聞いてみても、全然知りませ
んでした。少しはお勉強を。
さて、その他、いろいろな大型のハタがありました。
これも、立派に遠くの空に飛んでいて、肉眼ではよく見えません。いつか書いたように、老
眼と近眼と乱視混じりだから。
私も、大きなハタをしばらく借りて遊びましたが、手袋を忘れて、糸を持ったところが焼けて
まだヒリヒリ。
このハタの裏側
赤の四角の所、弓みたいなのが取り付けてあります。弦のところは、お菓子の箱を包むよ
うな、平たい紐です。これが、風を受け、振動し、「ブーン」という、何とも言えない音を出し
ます。
この紐、以前、お年寄りの家に、この型のハタが飾ってあったので、話をしていると、「この
紐んところ、いまはビニールの平たい包み紐をつかっとるが。昔はの。」と言いながら、箱を
持ってきて、見せて貰いましたが、「昔は馬の皮をなめして、薄く削って、平らな紐にして使
つとったもんじゃ。」、と言うことでした。
多分、この話は、段々と忘れられてしまうことでしょうが・・・・庶民の歴史は、はかないもの
ですね。
次回は、長崎のハタと、江戸時代の諫早における、「凧揚げの取り締まり」などについて・・
ハタのように空を自由に飛んで見たいな。でも、紐を持っているのはカミサンか。ポチ残
念。
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