医療、信じるや否や?
昔は、お医者さんというと偉いもので、診療には口出しできませでしたが、今や誤診、医療
ミスで裁判に。お医者さんに対する信頼も、昔ほどではない感があります。
著者は、慶応大学医学部放射線科講師。乳房温存療法のパイオニアだそうです。以前、
「患者よ、がんと闘うな」という本も出版しています。読んでみて、「う~む。」といったところ
でしょうか、書いていることは分かるが、自分が患者になったとき、どうなのかな。
6章からなっておりまして、「どんなときに病院に行くべきか」、「患者よ病気と闘うな」、「検
診・治療の真っ赤なウソ」、「100歳まで元気に生きる『食』」、「100歳まで元気に生きる
『暮らし』の心得」、「死が怖くなくなる老い方」。
中身が少し過激で、「医者によく行く人ほど、早死にする」、「『血圧130で病気』なんてあり
えない」、「がんほど誤診の多い病気はない」、「がんの9割は治療するほど命を縮める。放
置が一番」、「断食、野菜ジュース、免疫療法・・・・医者たちの『がん詐欺に注意』」、「体
重、コレステロールを『減らさない』健康法を選ぶ」、「コラーゲンでお肌はぷるぷるしない。
グルコサミンはひざに直接届かない」、等々。
現代、延命措置を望まない人が増えてきています。私も、父母続けて亡くしたときに、お医
者さんに、延命措置をするかどうか問われ、悩んだことがありました。
私たちは、医療に関してプロではありません。この本に対しては、賛否両論あると思います
が、医療というものに対して一石を投じる本でしょう。
ちょうど同じ頃出た、文藝春秋五月号、「医療と健康の常識を疑え」。こちらの本はそんな
に過激ではありませんが「腸内細菌が寿命を縮める」、「がんは本当は減り始めている」、
「高齢者はやせすぎで早死にしている」、「ひざ痛はグルサコミンより専門医」、等々。
面白かったのが、「高血圧 医者の診断は気にするな」
昔は、「年齢+90」が高血圧の基準。60歳では上が150までは問題にならなかったそう
ですが、現在の診断基準は70代でも、80代でも同じ140だそうです。その基準値も、
2000年の日本高血圧学会のガイドラインでは、80歳代160だったそうで、20も下がり、
高血圧と診断される方は激増でしょう。「医者に殺されない47の心得」のなかにも、同じよ
うな内容が書かれています。
少し軽い話題を、こちらも現代医学の先端、遺伝に関係ありますが
もちろん、週刊現代ですから、それなりに、「味覚」、「利き手」、「性欲」~これ、以外と遺伝
するらしいですよ、「早漏」~?、「寿命」、「浮気性」、「暗記力」、「足の速さ」、「ハゲ」、「足
の長さ」、「巨乳」、「アトピー」、「加年齢黄斑」、「虫歯」、「花粉症」、各種の「ガン」、「認知
症」、その他諸々というところで、気になる方はお読みください。
久しぶりに週刊現代買いましたが、巻末のグラビアがいいですね。「新体操 全国2位 神
野千奈 大開脚で奇跡の恥丘を見せた」、「後藤理沙 ベッドシーンを独占公開!」、「水島
裕子 幻のヘアーヌード」。昔は、毛が見えたの、見えないの大騒ぎしましたが、今や、見
せて当然。世の中変わりました。良い世の中に生まれたと感謝しています。
圧巻なのが、「史上初 ○○器の『検定試験』」。○○の所はとても書けません。知りたい
方は買って読んでください。
でも、こんなん見てもポチとも興奮しない歳になりました。(ウソつけ )
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