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2013年3月 3日 (日)

桃カステラ~長崎

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 「景気よく開きし妻の桃匂ふ」


今日は3月3日、桃の節句です。桃の節句というと、上の名句を思い出します。ちゃんと、

五七五、桃という季語が入ってますから、立派な俳句です。もちろ「桃」は「腿」の掛詞(かけ

ことば)です。


長崎では、女の子の初節句の時、お祝いを貰った親戚、知人に、内祝いとして、桃カステラ

を贈ります。カステラを桃の形に切って、上に溶かした砂糖をかけ、着色し、マジパンなど

で葉を作って飾り付けます。


各店によって、形が少しずつ違いますが、上の写真は、他の店とはちょっと違った形をして

いますが、口コミで有名な店のものだそうです。食べて見たら、上の部分がしっとりして、な

かなかの美味。口コミになるはず。


長崎の料理は、味付けが甘いと言われています。これは、昔、長崎が唯一の貿易港であ

り、砂糖が多く輸入され、貴重品だった砂糖をたくさん使うのが、贅沢の証であったというこ

とからきているそうです。


平戸のカスタードにいたっては、カステラを一口大くらいに切って、卵の黄身をからめ、糖

蜜(砂糖のシロップ)で揚げるというか、絡めるというか、さらに、仕上げに砂糖をまぶしたも

の。辛党の方は、聞いただけで、具合が悪くなるのでは。


長崎の昔の方は、料理で甘みが足りないとき(砂糖の分量が少ないとき)、「長崎の遠か

~。」などと言います。(今の若い方は使いませんが)


ところで、砂糖で思い出すのが、小学校の給食のトマトに砂糖をかけて食べた事。他の県

の人に話したら、ビックリしていましたが・・・


だからって、長崎の人間も甘いかって?ウチのカミサン見れば、分かりますよ。今日もまた

怒られました。


今日は、桃の節句、たまには、ポチではなく、桃(腿)を景気よく開いてみてはいかが?

            

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