桃カステラ~長崎
「景気よく開きし妻の桃匂ふ」
今日は3月3日、桃の節句です。桃の節句というと、上の名句を思い出します。ちゃんと、
五七五、桃という季語が入ってますから、立派な俳句です。もちろ「桃」は「腿」の掛詞(かけ
ことば)です。
長崎では、女の子の初節句の時、お祝いを貰った親戚、知人に、内祝いとして、桃カステラ
を贈ります。カステラを桃の形に切って、上に溶かした砂糖をかけ、着色し、マジパンなど
で葉を作って飾り付けます。
各店によって、形が少しずつ違いますが、上の写真は、他の店とはちょっと違った形をして
いますが、口コミで有名な店のものだそうです。食べて見たら、上の部分がしっとりして、な
かなかの美味。口コミになるはず。
長崎の料理は、味付けが甘いと言われています。これは、昔、長崎が唯一の貿易港であ
り、砂糖が多く輸入され、貴重品だった砂糖をたくさん使うのが、贅沢の証であったというこ
とからきているそうです。
平戸のカスタードにいたっては、カステラを一口大くらいに切って、卵の黄身をからめ、糖
蜜(砂糖のシロップ)で揚げるというか、絡めるというか、さらに、仕上げに砂糖をまぶしたも
の。辛党の方は、聞いただけで、具合が悪くなるのでは。
長崎の昔の方は、料理で甘みが足りないとき(砂糖の分量が少ないとき)、「長崎の遠か
~。」などと言います。(今の若い方は使いませんが)
ところで、砂糖で思い出すのが、小学校の給食のトマトに砂糖をかけて食べた事。他の県
の人に話したら、ビックリしていましたが・・・
だからって、長崎の人間も甘いかって?ウチのカミサン見れば、分かりますよ。今日もまた
怒られました。
今日は、桃の節句、たまには、ポチではなく、桃(腿)を景気よく開いてみてはいかが?
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