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2013年2月 7日 (木)

「安德天」と「二位尼(にいあま)」の碑 ① ~諫早市夫婦木

Photo

先日、女夫木(めおとぎ)の大スギの事を書きましたが、この近くに、有喜(橘湾の海に面

する町)から、諫早の城下にでる旧道があり、「殿さん道」と呼んで、昭和初期まで人の往

来があったそうです。


その、街道近くに「安德天」と「「二位尼」の碑があるとかで、この間はもっと山の奥かと思

い、間違った方向に行きましたが、今度はちゃんと調べて。


なお、安德天皇については九州、四国地方に数十カ所の伝承地があるそうです。

Photo_2

先日、書いたように、諫早の小栗小学校横の道を行き、諫早刑務所の横を通って行くと、

夫婦木(みょうとき)のバス停がありますから、そこから山の方に入って行きます。旧街道

になります。


さて、この道あまり広くはなさそうだし、先日、旧道を行って、途中でドンづまりになり、車の

横を擦ったことが、まだ頭の中にあり、ここらに車を置いて、今日のところはどこまで車で

行けるか下見程度と、歩いたのですが、最初が少し急坂で、心臓が「パコパコココポパコ

パコッパコパ。」と少し不整脈気味になってきたので、急いで携帯を出して調べると、まだ、

アンテナ3本ちゃんと立っていて、これなら救急車にも連絡できるなと、先に進みました

が道は

Photo_4

こんな感じで、舗装してありますから、車は十分に通れます。ただ、途中、建設会社の資

材置き場みたいなのがあったり、養蜂場があったりで、途中トラックに出会ったら、少し窮

屈かな、というところ。


さて、この舗装道路は、「安德天」の墓の所まで続き、そこからは、本当に昔の街道を思わ

せる道になります。

Photo_6

「安德天」の所で、車はUターンできるように、少し広く取ってあります。ここから先は、少し

歩いて見ましたが、他の集落へと続いているみたいで、私のベンツの軽トラックならいける

かな?


話を元に戻して、まあ、行ける所までと思い歩いていると

P1310173

この石柱、右の方に、諫早史談会と彫ってありました。多分、これがなければ分からなか

ったでしょう。ここから林の中に入ったすぐの所に、ひっそりと、「二位尼」の碑がありまし

た。一番上の写真です。


「二位尼」は、昨年、NHKドラマ「平清盛」でやっておりましたが、壇ノ浦の合戦の時、安德

天皇と、神璽と宝剣を抱き入水した方です。平清盛の妻、名は時子、安德天皇の祖母に

なる方です。なお、ここの「二位尼」の森は勝手に伐ると祟りがあると言われています。


さて、ここまで来るのにゆっくり歩いて30~40分程度でしたか。近くの山からは「パン、パ

ン」と銃の音が、まさか、ゴルゴ13が練習しているわけでもなかろうし、多分、イノシシを撃

っている音でしょう。道の横を見ると、イノシシが掘った穴があちらこちらに、もし、出会って

いたら、晩飯はイノシシ鍋かな?と思いながら・・・・(本心はドキドキ)


山道は、一人では絶体来ない事。イノシシと出会ったら、もう一人の方を、突き飛ばして転

ばかし、自分はサッサと逃げる事ですね。


さて、今まで「安德天皇」と書かずに「安德天」と書いて来ましたが、その理由は次回に。


(参考:「諫早を歩く~山口八郎著」「島原藩主 長崎監視の道」「諫早の文化財」)


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ですが・・・・寒さが身にしむ老いの身・・・・カミサンは冷たいし・・・・・・

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