緋寒桜の郷まつり★鳥刺し~長崎県雲仙市国見町
昨日は、国見町「神代小路(こうじろくうじ)まちなみ散歩」、今日は「緋寒桜の郷まつり」の
一環で、芸能大会。3月10日まで、土、日曜日を中心として、いろいろイベントが組んであ
ります。今日は特に、郷土芸能の「鳥刺し」があるということで、出かけて見ました。
最初は、会長さんの挨拶と、説明役の、本年度の雲仙の観光大使さん。足の置き位置、
プロの方から指導を受けたのでしょうが、何となく、素人ぽっくて良いですね。
最初が、長崎で「江戸大道芸」の、西村ご夫妻。定年後、お二人で続けておられます。い
つ見ても(夫婦かくの如くあるべきでしょうが)、仲良くて、羨ましい限りです。
次が「ひょっとこ愛好会」の「ひょっとこ踊り」。近ごろ、あちらこちらで流行ってきています。
次が、「鳥刺し」。「神代鍋島塾」ホームページの説明によると、延享4年(1747)、神代鍋
島家八代当主・鍋島茂興公が、鍋島家の佐賀本藩の名代として第116代桃園天皇の即
位の礼に参列のため京都に上京。同行していた家臣が、そこで習い覚えたのが初めてだ
そうです。
が、今で言えば公用出張。そんなときに、このような踊りを習ってきて良いのかな?今なら
新聞沙汰でしょう。お殿様が、よほど話の分かる方だったのかな?
その後、神代楠高地区の保存会が保存して今に至っています。長い間、伝えていくのも
大変だったでしょう。
裸に9尺のふんどしを身に巻きつけて、竿を持ち、鳥を刺す様子をユーモラスに表現しま
す。昔は、鳥を取って、生業とする職業もあったそうです。
一番上の写真、左の人の詞に合わせて、仕草をして行きます。
「見んさいな見んさいな(くりかえし)鳥を刺して見んさいな、八日の日は三笠の山に鳥刺し
にいったら、ぐわぐわするのは、テンかイタチか、いやモグラモチかジーモチか、シジュウ
ガラかコガラか、その又明日の日は・・・・・・刺そうと思ったら寺のこっけら(四度繰り返し)
小坊主が、ちょっと出てとがめた。とがむればとうがめろ。罰かぶれば罰かぶれ、仏の前
では鐘のばち、神の前では太鼓のばち(注:罰とばちのかけことばでしょう)、かかの罰ち
ゃするばち(注:すりばちの駄洒落か?)で、さそうと思うたがトリモチがねばらん、鼻くそと
ってこちつけろ、いやねばるねばる・・・・・・」と、長いので止めますが、セリフもユーモアた
っぷり。
後ろ姿は、
Tバックも顔負け。・・・・・言う事ありません。
さて、最後はオカリナ演奏。素朴な楽器の音色も良いですね。
鳥刺しは、まつり中、この日、1回だけしかありませんが、緋寒桜、鍋島邸見学がてら、お
出かけを。 (参考:「神代鍋島塾」ホームページ・「国見町郷土誌」より)
今日は天気もよく、桜さんもポチポチ咲く準備かな?
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コメント
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こんばんは。
この鳥刺しのコスチュームは強烈ですねぇ。吉本芸人もビックリですねw。
しかも寒い時期に…多少暖房が入っていても褌一丁では相当キツイでしょうね。
投稿: kanageohis1964 | 2013年2月25日 (月) 00時11分
実物は、ひょうきんな仕草なんかして、愉快ですよ。
長崎県の芸能大会などに、時々出演していますから、機会があったら、是非ご覧下さい。
この日は、暖かく、室内だったので、良かったみたいですが、演技するときは、気合いが入っていますから、寒さなんか、なんのそのでしょう。
投稿: sugikan | 2013年2月27日 (水) 12時46分