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2013年2月26日 (火)

慶師野の六地蔵と馬頭観音~諫早市森山町

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昨日までの晴天が嘘のように雨。


雨々降れ降れ、もっと降れ、わたしの、いい人連れて来い。なら、良いのですが、今日も医

者通い。帰りがけ、車を買い換えようかと、車屋さんに行ったら、やはりベンツは高い高

い。冷やかして、帰ってきましたが・・・乗せる女(ひと)もいないし。


さて、昨日は天気が良かったので、久しぶりに、森山町図書館コースをウォーキング。いつ

もの所ばかりでは面白くないので、少し山手の道を歩いていたら、六地蔵さんと馬頭観音

さま。


おじさんが通りかかったので、上の山まで登れないか聞いたら、イノシシの餌になるから、

止めた方が良いだろうとの事。今や、里の方までイノシシが出没している状況。多分、人類

に代わるのは、イノシシでしょう。「猿の惑星」ではなく、「イノシシの惑星」。


この、六地蔵さん、六体並んでいるのと、灯籠式の笠の下に、六体刻んでいるのがありま

すが、後者は肥前地方に見られ「佐賀型」と呼ばれているそうです。


天祐寺境内、唐比の天満宮、小野天満宮内、水晶観音境内に見られますが、今まで、見

た中で、これが一番小さいものでした。町誌にも載っていません。

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お地蔵さんは、お釈迦さんが亡くなられて、弥勒菩薩が現れるまで、六道(天上道、人間

道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)を巡り、それぞれの地蔵さんが、衆生を救うという

考えから生まれたそうです。


墓地などの入り口に祀られているそうですが、道祖神信仰と結びつき、町の外れ等に祀ら

れている事もあるそうです。

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馬頭観音さまですが、頭の所に馬の形の顔が彫ってあるのが分かると思います。良く、古

い道の脇に祀られています。昔、交通の手段として、馬が使われていた頃、馬を守るた

め、また、馬の労苦を慰めるため祀られたと言います。


さきほどの、おじさんと話しているとこの道は、諫早まで行くのに使われていたとの事。道

理で、六地蔵さんと馬頭観音さまが祀られているはず。

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ここから数㎞離れた所には、本格的な有喜街道がありますが、この道は、ここらあたりの

集落の方、また、上の方にも集落がありますから、諫早に行くとき、そちらの方が使った、

生活道路なのでしょうか?


なお、ここから下を見ると、家が建て込んでいますが、森山町は干拓の歴史であり、ここら

一帯も昔は海だったのです。

Photo_5

諫早まで行くには、山沿いに歩いて行ったのでしょう。六地蔵さん、馬頭観音さん。みんな

が通るのを見守っていてくれたのでしょう。


おじさんに、聞いて見ましたが、もちろん由来等も分かるはずもありませんでした。

ぶらぶら、歩いて見れば、なにかにぶっつかるものですね。庶民の歴史は、大切にしたい

もの。歴史書に載っている事だけが歴史ではありません。


外はポチポチ雨。私は、ボチボチお休みなさい。

 

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コメント

以前から時々覗かせていただいていますが
楽しい「島原半島」情報ですね
勝手ながら私のブログにリンクを貼らせて頂きますm(__)m

コメントありがとうございました。

お二人で、出かけられるとは、羨ましい限りです。
こちらは、毎日、ロンリーさすらい人です。
こちらの、ブログにもリンクを張らさせていただきましたのでご了解のほどを。

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