女夫木(めおとぎ)の大スギ(国指定天然記念物)と十二支公園~長崎県諫早市
諫早に「夫婦木」という集落があり、そこの中に「女夫木(めおとぎ)の大スギ」があります。
説明版によると、高さ31m、幹廻り9m。樹齢600年。
昭和27年に県の天然記念物に指定。国内でも、優れていると言う事で、昭和50年に国指
定天然記念物に。杉の木で国の天然記念物は以前の記録では、40本ほどあるそうです
が、この杉は中くらいだそうです。もちろん長崎県内では一番大きいそうです。
昔は二本の大スギが夫婦のように自生して(ウチとは大違い)おり、そのため「女夫木」と
いう地名が生まれたそうです。
台風か落雷かで、今の姿になったようですが、平成4年出版、「諫早の文化財~諫早市教
育委員会著」には下のような写真が載っております。
多分右の写真が、昔の大スギで、左の写真が、災害後の補修工事でしょう、昭和60年度
となっています。現在も。
このように、しっかりと補強がしてあります。
さて、この地に、安德天皇と二位尼の碑があるとかで、この先かなと思ってウロウロしてい
たら、このような看板があるので行ってみると、
「十二支公園 牛 平家と大杉の里」の標注が、少し上って行くと
広場があり、真ん中に石碑が。これが安德天皇の碑かと思って、駆け寄ったら「猿田彦」の
石碑で、明治31年の文字が彫られていました。ちょっとがっかり。
さて、この「十二支公園」、この立て札は、先日書いた「木秀一里塚」に行く道にも見たので
すが、ネットで調べると場所の紹介してあるブログはあるのですが、由来は全然分かりま
せん。そんなに古くもない立て札ですが、誰が立てていったのか?謎が謎呼ぶといとこ
ろ・・・
大スギは諫早の小栗小学校横の道を行って、刑務所横(中には入らないで!)の道を行く
とすぐに分かります。
「十二支公園」については→こちらをクリック→「諫早十二支公園」
さて、仁徳天皇、二位尼の碑については、また日を改めて、ということでお楽しみに。
この大スギが、夫か妻かは分かりませんが、一本だけで、大きいだけにポチと淋しそう・・・
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