佐嘉藩(佐賀藩)古部村藩境石~雲仙市瑞穂町
以前、佐賀藩の藩境石、藩境石塚のことを書きましたが、先日、書いたように、島原半島
の中に、佐賀藩領があります。西・東神代村、伊古村、古部村。島原半島、他は島原藩で
す。
この、佐賀藩領、飛び飛びになっていますが、以前から、藩境石の事を聞いたことがあり、
ちょうど、瑞穂町の歴史散策に参加した折、郷土史家の方に聞いてみると、某店から、下
り道を行って右側だよ、と言うこと。
用事のついでに、行って探しましたが、まったく分からず。2~3回車で行ったり来たりして
いると、ある家の中にそれらしきものがチラッと。入って見ると、ビンゴでした。
ちょうど、家のお婆ちゃん、と言うには若すぎぎる上品な方が・・・最初は、うさんくさい目で
見られましたが(ひげのせいかな?)、話してみると段々と色んな事が聞けました。
二本境石がありますが、左側には「從是西佐嘉領(これよりにしさがりょう)」、右は「從是
東佐嘉領」。
話をしていると、廃藩置県で用が無くなったのか、うち捨てられていたのを、持ってきて、こ
こに置いているそうです。
さて、裏側
上の方ほうが「高來郡之内古部村」、下の方が「髙來郡之内古部村」。古部村は伊福村と
合併して大正村。その後、大正村と西郷村が合併して瑞穂町になります。
上の二つの文字比べると、明らかに違います。特に、「高」と「髙」の文字。どんな理由か
調べなければならないのですが、「高」と「髙」の使用時代を調べれば分かるのでしょうが。
この、藩境石、まだ、あちらこちらあるとか。そのうち、見つけたら、また、ご紹介を。
明日からは寒さが緩むそうです。ポチと外で仕事でも・・・
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