久山の磨崖仏三十三所観音~長崎県諫早市久山
先日、古本屋をあせっていたら、「諫早の文化財」という、小冊子があり、「久山の磨崖仏三
十三観音」のことが書いてあり、磨崖仏については、富川渓谷の五百羅漢、、長田の御手
水観音、慶巌時と見て来たので、行かないわけにはいかないだろうと、買い物ついでに出
かけて見ました。
場所は、国道34号線から500mばかり入って、目印はお堂ということで、600mばかり行
っても、お堂は見当たらず。道は途切れていましたが、面白いものがあったので、これは、
次回のお楽しみ。
ちょうど、おばあちゃんが通りかかったので、聞いてみたら親切に教えていただきました。
やはり、頼りになるのは、おじいちゃんに、おばあちゃん。
分からないはずで、ここらあたり、新築のアパートがびったり。赤の四角の所です。昔は、
道から見えていたそうですが・・・・
薬師堂です。前に土俵があったので、祭日の時などには賑わったことが伺えます。この、
薬師堂の後の、崖の石に磨崖仏が掘り込んであります。
詳しい説明は、説明版があるので、ご覧下さい。クリックすると拡大します。
30~50㎝程度の小さな磨崖仏ですが、見つめていると、鄙びた感じが、何とも言えませ
ん。
一番上の写真。左側に「十三番」という文字が読めます。上の写真、文政十一年の文字
と、人の名前を書いた記銘があります。(説明版参照)
「当所巡礼中」と刻んであるのは、「西国三十三所観音巡礼の講加仲間が、帰ってから
その功徳をみんなのものとする為に、建立したのであるかもしれません。」(諫早を歩く:山
口八郎著)
なお。この石工の三次良さん、山口露山著「久山郷土誌」によれば、・・・山口三次郎が文
政11年33歳の時、信仰の為彫刻したるもの・・・と載せてあるそうです。
なお、ここに行くときにはご注意を。ズボンに、びったり、草が(草の名前なんだっけ?思い
出せません。)張り付いて。取るのに苦労しました。
なお、国道からの入り口の目印になる、「ホテルビルフェルド」です。ホテルには入らないで
この横の道に入って、まっすぐ行ってください。(このホテル、どうも潰れているみたいで、確
認の電話したら、「この電話は、現在使われておりません、・・・」のコールが流れました。)
国道から、ほんの少しの所です。興味のある方は行ってみてください。
(参考・引用:「諫早市の文化財:諫早市教育委員会」「諫早を歩く:山口八郎著」)
衆議院選挙は終わりましたが、年が開けたら今度は市長選挙。もう少しポチポチやってく
れませんかね。
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