小浜歴史資料館★円山応挙・池大雅・成富椿屋(ちんおく)展~長崎県雲仙市小浜町
小浜歴史資料館、何回か登場して貰いました。先日は、西郷隆盛、福沢諭吉、勝海舟の
書でした。もちろん、所有者は小浜の湯大夫の子孫、本多家の所有物です。
今回は、円山応挙、池大雅、成富椿屋(明治33年、当時の皇太子殿下、佐賀市行幸の
時、皇太子殿下の御前で鶴松の画を揮毫したそうです)の日本画展です。これも、本多家
の所有物です。
特に、円山応挙といえば、お宝鑑定団によく出てきて、本物はあまり無いといった絵画で
す。「足のない幽霊」を書き始めた画家だとも言われています。
池大雅は、江戸時代の文人画家、雅号は「大雅堂」「霞樵(かしょう)」等。与謝野蕪村と共
に、文人画家として有名です。
一番右が、池大雅、真ん中が、円山応挙、左が、成富椿屋。どうも、無造作に架けてあると
おっかない感じ。もっとも、監視カメラはばっちりと・・・
左が池大雅、右が円山応挙。池大雅には「霞樵(かしょう)」の号が書いてありました。
展覧会に行くと、何点も並んでいて、目移りがするものですが、一点だとじっくり見れて、か
えって、良いもんですね。平日、朝からだったので入場者もおらず、これが、円山応挙か
と、心ゆくまで見て来ました。
そういえば、「小曽根乾堂」の絵も、ちょっと替わっておりまして、この方、坂本龍馬の援助
者で、亀山社中の財政を支え、海援隊の本部を小曽根家に置いたりしています。以前にも
少し触れた事とと思いますが・・・
明治政府の勅命で御璽・国璽を刻しています。「御璽・国璽」、読み方、意味が分からない
方は、辞書をお調べ下さい。
説明を読んでいると、「勝海舟と長崎妻の間に生まれた子の世話もしている。」と書いてあ
るではありませんか。英雄色を好むか、はたまた、単なる助平か・・・なお、勝海舟が用
いた印は小曽根乾堂の作だそうです。 (参考・引用:各説明による)
私だって、カミサンひとりでガマンしているのに。ポチとガマンしなさいよ。
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コメント
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とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
投稿: 職務履歴書の書き方 | 2012年11月27日 (火) 15時49分
コメントありがとうございます。
雑多な記事ばかりで、恐縮です。
またのお越しを、お待ちしています。
投稿: sugikan | 2012年11月27日 (火) 21時14分