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2012年11月24日 (土)

武エ門(ぶえもん)の湯はいかが?

Pb240361

小浜の旅館は、自分の所で源泉を持っているところ、他の源泉からお湯を引いてくる所が

あります。


小浜の某旅館の近くを通りかかったら、写真のような看板が、「四方蔵」「武エ門の湯」。


小浜温泉は、「肥前風土記」にも「峯の湯の泉郡(こおり)の南にあり、此の湯の泉は、郡の

南の西の西南(ひつじさる)のかたの峯より出でて、東に流る。流るる勢は甚多に、餘(ほ

か)の湯に異なれり。但、冷(さむ)き水を和(まじ)へて、乃(すなわ)ち、沐浴(ゆあみ)する

ことを得(う)・・」とでており、かなり昔から、雲仙、小浜あたりの温泉は利用されたことが、

うかがえるようです。


なお、後年、島原を治めるようになった、松平家から、本多親能(ちかよし)は、臨時の小浜

庄屋とともに、温泉場の取り締まりを命じられていましたが、長男の才兵衛親継(ちかつ

ぐ)に庄屋職を、次男の親次(ちかつぐ)を初代の湯太夫としています。


その歴史ある温泉にいまだに、、「四方蔵」「武エ門の湯」、という名を付けているのは、時

代を感じ、楽しいですね。


なおここの湯、近くに、町営温泉浴場がありますが、そこにもお湯を引いているとか。この

町営浴場、朝から、近所の方が、大勢入浴をしに来ています。


この、旅館のお湯を貰いにきているのでしょう。多分、どこかの施設の車だと思いますが、

施設のお風呂に混ぜて使うのでしょう。

Pb240364

横からのぞいてみると、

Pb240363

温泉卵が作れるように、かごまで準備してありました。

この旅館の横に、

Pb240365

小浜小学校平成20年度卒業生による、この旅館等の説明板が設置されていました。結構

参考になりました。(この説明板、小浜町内の各所に設置してあり、各グループで作ったの

でしょう、読むと面白いですよ。)


皆さんも、この武エ門さんのお湯、いただいて、自宅のお風呂に混ぜてはいかが?お肌ツ

ルツルになりますよ。エッ、頭はツルツルだって。失礼しました。

(参考・引用:「小浜町史談」「風土記:新編日本古典文学全集5」より)


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