武エ門(ぶえもん)の湯はいかが?
小浜の旅館は、自分の所で源泉を持っているところ、他の源泉からお湯を引いてくる所が
あります。
小浜の某旅館の近くを通りかかったら、写真のような看板が、「四方蔵」「武エ門の湯」。
小浜温泉は、「肥前風土記」にも「峯の湯の泉郡(こおり)の南にあり、此の湯の泉は、郡の
南の西の西南(ひつじさる)のかたの峯より出でて、東に流る。流るる勢は甚多に、餘(ほ
か)の湯に異なれり。但、冷(さむ)き水を和(まじ)へて、乃(すなわ)ち、沐浴(ゆあみ)する
ことを得(う)・・」とでており、かなり昔から、雲仙、小浜あたりの温泉は利用されたことが、
うかがえるようです。
なお、後年、島原を治めるようになった、松平家から、本多親能(ちかよし)は、臨時の小浜
庄屋とともに、温泉場の取り締まりを命じられていましたが、長男の才兵衛親継(ちかつ
ぐ)に庄屋職を、次男の親次(ちかつぐ)を初代の湯太夫としています。
その歴史ある温泉にいまだに、、「四方蔵」「武エ門の湯」、という名を付けているのは、時
代を感じ、楽しいですね。
なおここの湯、近くに、町営温泉浴場がありますが、そこにもお湯を引いているとか。この
町営浴場、朝から、近所の方が、大勢入浴をしに来ています。
この、旅館のお湯を貰いにきているのでしょう。多分、どこかの施設の車だと思いますが、
施設のお風呂に混ぜて使うのでしょう。
横からのぞいてみると、
温泉卵が作れるように、かごまで準備してありました。
この旅館の横に、
小浜小学校平成20年度卒業生による、この旅館等の説明板が設置されていました。結構
参考になりました。(この説明板、小浜町内の各所に設置してあり、各グループで作ったの
でしょう、読むと面白いですよ。)
皆さんも、この武エ門さんのお湯、いただいて、自宅のお風呂に混ぜてはいかが?お肌ツ
ルツルになりますよ。エッ、頭はツルツルだって。失礼しました。
(参考・引用:「小浜町史談」「風土記:新編日本古典文学全集5」より)
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