雲仙鉄道 その12~古写真で見る愛野駅・千々石駅
現在の愛野駅です。「愛野駅~阿母崎(あぼさき)駅~吾妻駅」となりますが、一時この
「愛野駅~吾妻駅」の切符が「愛野吾妻(いとしのわがつま)」ということで、かなり売れたこ
とがあります。(ちなみに、愛しのわが妻、なんて新婚当時の幻想でしょうが・・・)
さて、いろいろ写真集をあせっていたら、意外と珍しい写真が出てきて。これは大正2年頃
の愛野駅だそうです。
(目で見る島原・南高の100年 監修:松尾卓次 郷土出版社)
これマジと言いたいのですが、明治44年に諫早~愛野間が開通しており、大正2年に諫
早~島原が全線開通しますが、その頃の写真だそうです。
(長崎県衛生公害研究所報・第29号)
こちらは、「雲仙岳後援会発行:雲仙」 昭和2年 小浜町観光ホテル蔵」と注釈が入って
います。ずいぶん違ってますね。
「小浜観光ホテル」つい数年前潰れましたが、知っていたら・・・
さて、千々石駅です。
(長崎県衛生公害研究所報・第29号)
千々石駅の写真は、記念碑の下にプラットフォームの写真が印刷してあるの
この駅、全景の古い写真を見ていると、手前の方に欄干みたいなのが写っていますが、
今、記念碑が建っている後の方に溝が通っています。
と言うことは、どうも、この記念碑の後の畑の所に本来の駅があったのでは、と推理してい
るのですが・・・愛野町の愛津駅もやはり、本来は、記念碑の後の畑の中にあったそうで
すから。
(目で見る島原・南高の100年)
愛野町~千々石間が開通した時の、開通式、大正12年の写真だそうです。人々があふ
れかえっていますが、それだけ、喜ばれ、珍しかったのでしょう。
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千々石駅の全景の写真の撮影場所ですが、旧島原街道から撮ったものでは無いでしょうか。
旧島原街道の脇に用水が流れており、撮影場所と思われるところから記念碑に向かって道路があることからの推測です。国道(駅舎)までの距離感も良い感じだと思います。
投稿: TOK | 2013年1月24日 (木) 10時01分
それも、自然で、考えていたのですが、大正時代の街道の写真を見ると、橋の左右に家が建っていて、それが写ってないので、気になっているのですが・・・
もう一度、調べてブログに書いてみます。
投稿: sugikan | 2013年1月24日 (木) 20時45分