御手水観音(おちょうずかんのん)~諫早市
諫早の三大名勝といえば、以前、記事に書いた、「富川渓谷」、「金比羅山頂」、そしてこ
の、「御手水観音」だそうです。中世山岳宗教の修験霊場として開かれたものだとされてい
ます。石仏がたくさん並んでいます。神仏習合で祀っているのでしょう。
右側、小さな滝が流れていますが、近くまで来ると、冷気(霊気)とオゾンがドット襲ってき
て、身が清められる感じ。
ここに至る参道左側に、磨崖仏が49体彫ってあるといいます。
富川渓谷の五百羅漢と違って、領主諫早家が作らせたのではなく、信者の方が、長年の
間に刻んだものと思われるそうです。
全部ではありませんが、下に貼っておきますので、クリックすれば拡大します。
ここを通ってくると、一番上の写真のところに着き、その奥に千手観音を本尊とする、観音
堂があります。
さて、一番上の写真、四角の所に「鏡」が取り付けてあります。これは、戦国時代末期、佐
賀の龍造寺に西郷氏が滅ぼされた時、西郷純堯(さいごうすみたか)の姫が、ここに籠も
って難を逃れ、その折、銅鏡を納めたという言い伝えがあるそうです。
戦時中に行方不明になったので、関係三か町で話し合って、復元したものだそうです。
この下に梵字が三つ並んで、その脇に、至徳二乙丑歳(1385)と彫ってあるそうですが、
不勉強で行ったため、気づきませんでした。
なお、この鏡の上の方の出っ張りに
こんな感じの所があり、丁度、鏡の大きさ。ひょうっとしたら、本来ここにあったのでは?
鏡で、三遊亭小朝さんの小話を思い出しました。うる覚えで少し違っているかも知れませ
んが。
美術館にて、
「これ、ルノアールでしょう。」
「いいえ、モネでございます、奥様。」
「これ、ドガでしょう。」
「いいえ、ゴッホでございます、奥様。」
「これ、ピカソでしょう。」
「いいえ、奥様、これは鏡でございます。」
ポチして、おあとがよろしいようで・・・
« 「特定健康診査受診結果」来る★あ~大ショック | トップページ | 2012 第14回千々石中学校吹奏楽部定期演奏会~この一曲★北国の春 »
« 「特定健康診査受診結果」来る★あ~大ショック | トップページ | 2012 第14回千々石中学校吹奏楽部定期演奏会~この一曲★北国の春 »
コメント