事典、辞典って面白い
いつも利用している図書館ですが、「参考図書室」というのがあって、要するに事典等が
置いてあり、調べ物をするための部屋なのです。
時々利用をしていますが、多種多様の事典を見ていると、調べて書いた方の情熱という
か、執念というか、ひしひしと感じるので今日は、ほんの一部をご紹介。
「地名読み方事典」、「足温泉」読めませんね。「たるおんせん」、岡山県にあるそうです。
「日本女性人名辞典」、女性有名人が載っています。
「難読稀姓事典」、「百面相」、「ひゃくめんそう」ではありません。「どおめき」又は「とどめ
き」だそうです。もちろん人の名前です。全国、いちいち調べたんでしょうか?「戦国全
史」、ちょっと欲しい本です。
「国際紛争・内戦史事典」。「新編 日本地蔵辞典」、全国の地蔵さんの、いわれ、場所等
が書いてあります。これも手に入れたい本。
「日本史人物生没年表」、山田風太郎の「人間臨終図鑑」を思い出しました。「医者から
もらった薬がわかる本」。いまやネットで調べるとすぐに分かりますね。
男の子が好きな、「恐竜事典」と「世界の妖精・妖怪事典」。
「日本未確認生物事典」、「怪物の事典」、「ケープ・カナヴェルのモンスター」なんて載って
ますが、これ映画に出演しているモンスターのようです。
「食のフランス事典」。「日本石造美術事典」。何となく、私好みの本。
「法名戒名揮毫實典」、法名、戒名がいろいろ書いてあって、自分で戒名を考えるのも楽
しいでしょう、以前にも書きましたが、故立川談志の戒名、自分で生前に決めていて、「立
川雲黒斎家元勝手居士(たてかわうんこくさいいえもとかってこじ)」。「歌舞伎 浄瑠璃
外題よみかた辞典」、「採雑而植込石台」、「とりまぜてしこうしてうえこみのせきだい」。こ
んなのがあたっかって?初演明治15年5月、東京、中島座ってなってました
「珍説愚説辞典」、なかなか面白い説が書いてありますよ。「企業博物館事典」、学校あた
りで見学に行くのに役立つでしょう。
「魔法事典」、恋の魔法をかけたいあなた。是非ご一読を。「世界の神話百科」。
「新宗教教団・人物事典」もちろん、世間を騒がせた例の方も入っています。
「新聞小説史年表」、考えれば新聞小説にも、優れたのがいろいろありました。「架空人名
辞典」。
「日本架空伝承人名事典」、大体想像はつかれると思います。面白かったのが「国鉄乗車
券類大事典」。かくの如く、乗車券がずらりと印刷されています。愛好家の方が読まれてい
るのでしょう。
さて、私が一番気に入った本。
実に良い本で、「のだて『野点』=お茶の会の野外でのお手前。転じて××××。」とか、
「のぬふ法=男は××に××した××を、ただ激しく××××をしがちだが、静かに右や
左と×××すような動きをするのが大切である。そこで、××を抜き差ししながら「の」
「ぬ」「ふ」と言う字を描くように×を動かすのが良いと、判りやすい方法が考え出された。
この××××を俗に「のぬふ法」と言う。」
××はここでは書けませんが、勘の良いあなたなら分かると思います。分からない方はご
一読を。
さて、今やネットの時代で、何でも分かると思いがちですが、ネットの記事を読むと、孫引
きが目につき、やはり、このような心血を注いで書かれた事典、辞典などをきちんと調べ
ることも必要なのではないでしょうか?
たまには図書館で事典などを広げて見てね。面白いよ。ポチして図書館へ。
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