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2012年8月29日 (水)

センゴク天正記★宮下英樹~マンガと侮(あなど)るなかれ

Photo

中学生の時から、歴史が苦手というより、あの年号を覚えるのが苦手で、日本史、世界史

の授業はまったく上の空で聞いていたものですが、近ごろ、少し興味を持ち始め、といって

も簡単に読めないものはないかと思っていたら、このマンガが本屋の棚に並べてあり、あ

まり期待もしなかったのですが、「史上最も失敗し挽回した男・千石権兵衛秀久」との宣伝

文に釣られ、読み始めたら面白く、あっという間に14巻読破。


主人公は千石秀久。秀吉の古参の家臣。信濃小諸藩の初代藩主だそうで、ウィクペディ

アにを読んでいると、「一色軍記」では石川五右衛門を捕らえたとの記述が残されている

そうです。

4 6

仙石さんと、秀吉さんですが、まあ、マンガだからマンガ的には書いてあり、最初の方に、

老眼では見えないような、小さな文字で、「この物語はフィクションであり、実在の人物、団

体等はいっさい関係ありません」、と書いてありますが、なんのなんの。


一巻目の最初に「言合戦(ことばがっせん)」のことが書いてあり、「言合戦」とは戦国時

代盛んに行われた神経戦術だそうで、「細川幽斎覚書」にある「言争い(ことばあらそい)

の条」によるとその戦術とはー「正楼(せいろう)の上に二~三人も上がり、拍子木を打

て音頭を取り(中略)竹束の裏に有之同勢一同に声をそろえ、時の声をつくり、鉄砲をは

たはたと打ちかけ候、左様に致す時は、夜の五つ時、また夜明けにも致し候、幾度も右の

如くに致し候へば、城中(中略)殊の外騒ぎ、慌てるものにて候」という風に、本格的に書

いてあります。


そのはずで、参考文献が「改選 仙石家譜」、「信長公記」、「甲陽軍鑑」、「武功夜話 前

野家文書」、「雑兵物語」、「寛政重修諸家譜」、「細川幽斎覚書」、「北条印判状」、「武田

信繁家訓」、「日本史(ルイスフロイス)」「桑山基氏文書」、「早雲寺殿廿一箇条」、「耶蘇会

通信」、「革島一宣宛信長朱印状」というものですから、まさに本格的に調べて書いたも

の。マンガといえども侮れません。


さて、主人公は仙石秀久なのですが、一番重きを持っているのが、織田信長。

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かっこいいですね。典型的な肉食男子。あまり、表には出てきませんが、実質的な主人

公。


戦いについても、

2

ちゃんと図示してあり、分かりやすいですね。このマンガで学校の授業をしてくれたら、興

味が持ったんですけれど。


ただ、この本、14巻目が「中国戦略編」の所までで、次が武田との戦い、まだ本能寺まで

も行ってなく、どこまで続くんでしょう?本の帯には、「センゴク天正記」は次の15巻で完結

だそうですが、「センゴク第3部(仮)」がヤングコミックで連載されるそうです。ここまで来た

ら、最後までお付き合いでしょう。年金暮らしには本代が辛いんですがね。


マンガでお勉強なんて良い時代ですね。ポチね。

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

コメントありがとうございます。
ごちゃごしゃしているブログで、恐縮していますが、よろしければいつでもお越し下さい。
お待ちしています。

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