島原鉄道南目線廃線駅(2)~秩父が浦駅・安徳駅
少しばかり説明を。
島原鉄道南目線は、「口之津鉄道」により、大正11年に島原湊駅(現南島原駅)~堂崎
間(南島原市有家町)が開業。大正15年に堂崎~南有馬(原城駅)、昭和3年に南有馬
~加津佐まで全線開業。昭和18年島原鉄道が口之津鉄道を合併しています。
「秩父が浦駅」です。島原外港駅から1.1km。いかにもローカル駅という感じ。
ホームには待合所が設置してありますが、基本的には他の駅もほとんど同じ作りです。
単線、ホームもひとつだけの無人駅。昔は下の写真の様に、駅の標記があったのです
が、ほとんど他の駅も撤去されていました。(下の駅は現在も運行の北目線の阿母崎駅)
「秩父が浦駅」の待合所の先の方に黄色棒が少し見えますが、安全確認のためのミラー
が設置してあったのでしょう。撤去してありました。もちろん線路も全撤去です。
駅の側の道路に、線路の一部が残っていました。
鉄路の間がアスファルトで埋められていますが、どうも、線路があると一時停止をする習
慣があって、 線路跡の手前で一時停止をしてしまってから苦笑い。
写真を撮っていると、近くのおばさんが寄ってきて、少し話をしましたが、向こう側からこち
らに来るときは止まらなくても良いのですが、長年の習慣が残っているのでしょう、やはり
線路跡の所で一時停止をするそうです。
「安徳駅」です。「秩父が浦駅」から1.1km。大正11年に「安中村駅」として開業、昭和35年
に「安徳駅」に改称したそうです。
「安徳駅」は高架の上にあります。もちろん立入禁止になっていました。
普賢岳の火砕流で平成5年に営業休止、平成9年に100mばかり移動して、高架駅になっ
て再開。
四角いところに、「安徳駅 ANTOK ST」の看板が。左か鉄橋になっており、国道の鉄橋と
平行に走っています。国道からよく見えます。
次回は、「瀬野深江駅」からです。加津佐まで、あと18駅です。
お盆も今日まで、長崎では派手に「精霊流し」。田舎は静かなものです。長崎育ちなもので
この時期になると血が騒ぎます。ポチね。
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