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2012年7月29日 (日)

この一曲~シューベルト・未完成★私的思い出

2

音楽をされる方はご存知だと思いますが。オーケストラの指揮者用のスコアーといわれる

もので、これを見ながら指揮者は指揮をしていきます。これはドボルザークの「新世界よ

り」の途中の所ですが、上からフルート、オーボエ、クラリネット、バスーン(ファゴット)、ホ

ルン、ホルン、トランペット、トロンボーン、ティンパニー、バイオリン(第一、第二)、ビオ

ラ、セロ、ベースという順番になります。


「のだめカンタービレ」の「千秋様」が指揮をするとき、オーケストラのメンバーが腕前を見

るために、クラリネットとオーボエのメロディーを取り替えて演奏し、それが分かるかどうか

試すシーンがありましたが、某指揮者がラジオで話をしているのを聞くと、ままある、という

事でした。


さて、私もクラリネットをやっておりまして。

P7080469

一応は「クランポン社」の楽器で、今は普通に買えますが、40年くらい前はフランスからの

取り寄せということで、私の先生が持っていてうらやましい限りでした。まじまじと見るのも

はじめての方もおられると思いますので、これ、5つの部分に分かれます。

P7080470

楽器で易しいのは無いと言っていいのでしょうが、結構、性にあっていたのか良い線をい

っていたのですが、

Photo

若かりし頃の私の写真です。すぐに分かりますね。一番いい男。この頃は、もててもてて困

ったものでしたが・・・・これは、長崎の子どものバイオリンオーケストラの客演演奏者とし

て出演した時で、客演演奏者の模範演奏の時のものですが、このとき18歳で、高校3年

生の時。受験勉強しなければならない時期でしたが、音楽にどっぷりはまっていました。


生れて初めて、借り物のスーツなる物を着て、蝶ネクタイを締めて出ましたが、演奏した

のが、シューベルトの「未完成」。


第一クラリネットを吹きましたが、この曲、初めの方にクラリネットが同じ音を、長く吹く部

分があり、途中で息継ぎが出来ないために、はじめに、大きく息を吸っておいて吹くのです

が、大きく息を吸ったとたん、蝶ネクタイがぐっと首にしまって、息が半分しか吸えず、とに

かく音は出さないといけないし、人生あの時ほど困ったことはありませんでした。


顔を真っ赤にして何とか吹き終わりましたが、カミサンからリコンを言いわたされても、あ

の時ほどは困らないでしょう。


あの時以来「未完成恐怖症」になってしまい、40数年この曲聞いていません。この写真

久しぶりに見ていると思い出しました。



今日は「福神漬けの日」だそうです。福神漬けの由来である七福神から、七(しち)二(ふ)

九(く)で「しちふく」の語呂合わせ。関係ないけどポチしてね。

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