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2012年7月31日 (火)

古文書はこんなに面白い★油井宏子~さあ、勉強だ&私的お知らせ

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いろいろ郷土史等調べていると、どうしてもぶち当たるのが古文書。

以前、勉強しようとし思い、何冊か本は買ったものの、何回も中途半端というより、挫折。


今回はなんとしてでもと思って、古文書入門の本をあせくって、探し出したのが上の本。

主人公は、宝暦五年(1755年)、十歳の寺子屋へ通うおでん(淺田傳)ちゃん。その、お

でんちゃんが使った「手本」の後にのっている、寺子屋の規則が材料。


「基本的な心構え」「早朝の学習」「読書は静かに」「復習が第一」「午後の学習」「清書は

入念に」「自宅学習」等々の心構えが書いてありますが、今の学校で注意していることと同

じですね。


でも、十歳の子供が勉強しているものと、あなどっては

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これが原文で、クリックすると拡大します。


しかし、この本一行一行分かりやすい解説があり、最初の行

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縦にすると、長くなるので、首を横に向けて読んでください。

「可相守絛々」返り点等は省きますが、「あいまもるべくじょうじょう」。要するに、「守らなけ

ればならない条文」のことだそうです。


さて、2行目の途中までが

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「夫、手習稽古之道たる」「それ、てならいのけいこのみちたる」。「そもそも、手習いの道

を究めようとするからには」。「夫」「手習」までは何となく分かりますね。「稽古」少し難しい

ですが、まあ、なんとなく。「之」も慣れれば分かる字。「道」はそのまま。


さて、最後の「たる」これは、最後からの2文字目は「堂」の崩し字で「た」と読ませるそうで

すが、そんなの、ありかよと言う感じですね。最後の字は「留」の崩し字で「る」。


読んでいるとルール違反じゃないの、当て字なんか使うと今の学校では×貰うよ、というの

があちらこちらに。


でも、こんなの本当に十歳のおでんちゃんが読んでいたのですかね。恐るべし昔の子供た

ち。今の子供の学力では到底太刀打ちできないでしょう。


最初は、何が何だか分からなかったのですが、やっと十分の一くらいは読めるようになり

ましたが、分かりはじめると古文書もなかなか面白く、皆さんもいかがですか。この本、入

門書としてお薦めしますよ。


さて、私的なことですが、このブログで365回目を迎えました、最初は知人から「ブログな

んて簡単だよ」と言われ、まあ、はじめるなら365日間は、休まずに書いてみようかと思

い、国立病院で診察してもらっても不明の眼病になった2週間を除いては、毎日休まずブ

ログを書けたことは、読んでいただいている皆さんのおかげでだと感謝しています。


読み返してみて、はやり勉強が足りんな、と言うことを実感し、ブログを書く時間を少し勉

強の時間にあてたいと思いますので、今後、時々休む事もあると思いますが、「千々石に

もいた隠れキリシタン」とか「「肥前温泉災記」とか地域情報とか、調べている事もたくさん

あり、出来るだけ書いていきますので今後もご愛読を。


ただ、「平清盛」と「踊る!さんま御殿」が放映されるときは、ズル休みかなと言うところで、

ご勘弁のほどを。


久しぶりに諫早の競技場の近くを通りかかりましたが、大体の感じはできてきた見たいで

す。

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365回目。お祝いのチュじゃなく、ポチよ。

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