秘められた恋文~埋め草
携帯マニアでもないのですが、捨てきれず取って置いたらいつの間にか増えていました。
今日の話は別に携帯電話のことではありません。
先日から、ボチボチ持っている物を整理していたら、職業柄、人前で話すことが多く(催眠商
法ではありません)、いろいろ集めた資料が出てきて、意外と面白い物が多く、ブログネタが
無くなったとき、「埋め草」ということで時々を紹介ていきます。良かったら、話の種に使ってく
ださい。
埋め草とは新聞、雑誌などで紙面が全部埋まらないとき、適当な記事を入れてスペースを埋
める事だそうですが、語源は、城を攻めるとき、掘りを埋めるため草を使った事から、だそうで
す。
さて、皆さんは恋を告白するときはどうしますか?たぶん、いまは上の写真のような携帯のメ
ールを使っている方が多いでしょう。
この、「秘められた恋文」は、確か「國文学」(學燈社)か、「国文学解釈と鑑賞」(至文堂→ぎょ
うせい)に載っていた話です。両方とも廃刊になりましたが。書いた方は、瀬沼茂樹氏、小沢
信夫氏共著です。手紙のない時代、また、一般民衆が文字を読み書きできなかった頃、どう
して恋する相手に想いを伝えたかの話です。
「たとえば『石文』がある。
紀州の農村では、恋する若者は、小石に松葉を結びつけて、思う女に送った。受け取った方
はこの小石の松を『恋しく待つ』と読みとるのである。祖先伝来の方法だから、読み間違える
はずがない。彼女は彼の心がわかるのである。
これが縁となって、夫婦になりやがて子どもが生まれる。すると男の子なら石吉とか石作と
か、女の子ならお松などと命名するしきたりだったそうである。愛の結晶であることの公示で
ある。この風習は下野(栃木)にもあった。
これにあてはめれば、かの森の石松の両親は、まさしく石文によって結ばれたカップルだった
ことになる。また、せっかく送った石文を握りつぶされて、なんの反応もない場合がつまり『な
しの礫(つぶて)』である。」
ここまで書いて、由紀さおりさんの「恋文」を思い出しました。
アズナヴール 流しながら
この手紙を 書いてます
秋祭りに 買った指輪
小指に光ります
椅子の上には 赤い千代紙
窓のむこう 昼下がりの小雨
何を見ても 貴方様を
思い出して候
(2番略)
拙き文を 読まれし後は
焼いて欲しく候
(作詞:吉田旺 作曲:佐藤勝)
最後の所、拙き文を・・・・もう泣けますね。
手書きの恋文、ラブレター良いですね、私も文章がうまく、字が上手なら何百通だって出した
んですけれど、一回も経験ありません。もらったことも・・・・
今日のおやつ:
雲仙野菜プリン。人参、カボチャ、アスパラ、じゃが。珍しかったのでジャガと人参を。じゃがプ
リンはしっかりとジャガの味がしました。
恋する貴方はポッチよ。
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