悲恋の猿石伝説~雲仙市小浜町
今日は島原の病院へと。雨は降るし、この間痛めた足は治らないし、何となくスッキリしな
い今日この頃。
さて、雲仙にも昔からいわれのある遺跡、史跡があるのですが、時代の流れか、残念な
がら、段々忘れ去られようとしています。上の写真「猿石」です。
場所は雲仙に登る途中、籠立場(かごたてば)というところがあり、広いパーキング場にな
っています。ここから、200m~300m登った道路の左側、ガードレールのすぐ横です
が、今は少し草が茂って見にくい感じ。この石、見方によっては、亀や蛙に見えるので「亀
石」とか「蛙石」と呼んでいるそうです。一種の奇岩といってもいいでしょう。
この岩には一つの悲恋の話があります。
雲仙は昔、仏道修行の場所であり、女人禁制。愛し合う修行僧と女がここで別れたが、ど
うしても会いたく、この場所で密会を繰り返えす。しかし、山番にあやしまれ後をつけられ、
二人はひき裂さかれようとしたが、僧は「これから我等ふたり人にあらず、猿なり」と言っ
て、一身同体のまま岩になったそうです。
場所の説明版もなく、車で通れば気がつかないような場所。何となく、猿石が侘びしく見え
ます。
雲仙には、まだまだ隠れた所があります。ボチボチと紹介をしますので、雲仙に来られた
ときの参考に。
天気が良ければ、仁田峠でつつじでもと思ったのですが、霧と雨。宝原の方へ回ったら、
もうすぎていて、かわりにヤマボウシが咲いていました。霧の中のヤマボウシも、楚々とし
た白い花で、風情があって良いですよ。うちのかみさんも昔は楚々としていたのですが・・・
島原から雲仙の登りがけに「ガトーブリアン」というお菓子屋さんがあり、この間タウン誌に
載っていたので、寄ってきました。ケーキの名前、「エキゾチック」だったかな。お菓子のケ
ースの横にカウンターがありましたので、お茶もできるようでした。
(参考:おばま~史跡巡りガイド)
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コメント
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とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
投稿: 株の買い方 | 2012年6月22日 (金) 18時34分