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2012年5月18日 (金)

玉垣額之助★江戸時代二人の大関・その1~雲仙市愛野町・小浜町出身

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         (愛野町郷土誌から)

小浜町に玉垣額之助という強い力士がいたことは、知っていたのですが、相撲にはあまり

興味がなく、見逃していたのですが、小浜の郷土史家の方から、小浜の玉垣は、愛野の

五代目玉垣の弟子であり、愛野の方をちょっと調べてくれないかと。


郷土史などを多少調べると、両方とも大関まで出世をした力士。当時としては、横綱は免

許制。吉田司家が行司の総元締めとして、免許を与えられたものが正式な横綱として認

められたそうですが、あの雷電為右エ門も免許は受けなくて大関で終わっています。大関

までいったということは、今の横綱と同じくらいの実力があったのでしょう。この雲仙市に2

人も続けて大関をだしたと言うことは、今にしてみれば大変な事なのですが・・・


さて、調べてくれと渡されたのは、長崎新聞が特集をしたらしくその写し。一枚は墓の写

真、もう一枚は生家跡の写真。記事の所が切れていて、ヒントは、愛野町中野の松ノ木

原墓地。生家跡は愛野町中野ということ。墓地はまあ大体検討はつきましたが、

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国道の脇、ジャガ畑のなかにある墓地ですが、折角ならマリリン・モンローの墓参りとか、

クレオパトラの墓探しとかが良いな思いながら、さあどうするか?今のように区画整理され

た墓地ではなく、適当に立てていった墓。見て回っているとちょうど墓参りの人が。玉垣の

話を持ち出したのですが、「話は聞いたことはあるばってん・・・」という事。ただ、墓の所有

者がT家だと言うことが分かっていたので、そのことを言うと、「ああTさんのとこの墓なら、

ここと、あそこと、そこと」と言うことで、あっけなく見つかりました。

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正面に父母の「義諦・妙境」の文字。この、お母さんも大変な力持ちであったそうで、姑さ

んが水浴をしていたところ雨が降ってきたので、盥ごと持ち上げて家の中に入れたとか、

暴れ牛をねじふせたとかいう話があります。


玉垣は3人兄弟ですが、次男の松浦潟は平戸公の召し抱え力士、三男の満瀬(三ツ汐)

は草相撲取りであったそうです。

墓の向かって左の横に、

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「玉垣」と「松浦潟」の名前と没年が彫ってありました。左側には。

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こちらは、小さく「三ツ汐」の字が彫ってありました。


玉垣は、本名「田中吉蔵」明和6年(1769)生まれ、18歳の時、大阪相撲千田川に弟子

入り、「雪嵐」、のち親方のしこ名「千田川吉五郎」。その後、江戸相撲、八ヶ峰額之助に

入門、1年後には幕の内に入り、雪州松平公の召し抱えになり、五代目「玉垣額之助」を

襲名したそうです。


なお、同部屋に雷電為衛門がおり、おかげで15年間関脇に留め置かれ、雷電引退後大

関になりますが、15年間ですから力も衰えて来ていたのでしょう、一年間で引退したそう

です。


なお、雷電の旅日記があるそうで、長崎の中島川の眼鏡橋の下に、戸板を持ち出し、大

水の中で、雷電は3歩さか昇ったそうですが、玉垣は踏みとどまっただけであったといいま

す。はやり、雷電はそれだけ強かったのでしょう。


玉垣は、その後親方になりますが、仙台で巡業中、文化10年10月、47歳の生涯を終え

ます。墓は仙台の「成額寺」とここ愛野町にあります。


なお、生家跡については何人か聞いて見ましたが、ほとんどの方が、「そんな力士がいた

ことは聞いたことがあるが・・・」という程度。ここらあたりかな、と思うところの近所の方に

聞くと、養子を取ったり名前が変わったりで、なんにも分からないだろうとのこと。やっと捜

して行って見たら、新聞の写真とピッタリ、一応話を聞こうと思ったら留守で残念でした。


記念碑が愛野町のマルキョウ付近にも建っています。

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右の石碑に、「玉垣額之助」「松浦潟喜代七」「天保八年十一月」の文字、左の石碑、右の

方に「三ツ汐」の文字が見て取れます。


せっかく、郷土が生んだ力士。今の横綱級の力士ですから、忘れないで欲しいと思いま

す。明日は、六代目、小浜の玉垣額之助についてです。こちらは、横綱になっていた力士

なのですが・・・・また明日。           (参考:小浜町郷土誌・長崎新聞)

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