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2012年4月 3日 (火)

皿山人形浄瑠璃~長崎県東彼杵郡波佐見町

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昨日、島原桜まつりで皿山人形浄瑠璃を公演していたので、浄瑠璃といえば滅多に見る

機会も無く行って見ました。

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皿山狂言は東彼杵郡の、焼き物で有名な波佐見町の皿山という、小さな集落で受け継が

れている民俗芸能です。現在長崎県指定無形民俗文化財に指定されています。


歴史的には、享保17年(1732年)の「享保の飢饉」がきっかけとなり、飢えをしのぐため

に皿山地区の人が人形浄瑠璃を思い立ち、大村藩各地を巡業し食料を手に入れてきた

という事に始まるそうですから、随分の歴史を持っているということになります。

万延元年には(1860年)「美玉座」を結成。他地方から師匠を呼んできて、技を磨いたそ

うで、各地方に出向き公演しているそうです。

人形は10㎏強。3人で操りますが、終わって挨拶をするときは皆さんぐったり。

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この、太夫さんも大変で、力一杯語り、終わったときには、肩でゼイゼイ息をしていまし

た。

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当日の、演目は「寿式三番叟」と、おなじみの「壺坂観音霊験記~沢市内より山の段」。

泣けますね。あなた知らない?日本人なら見ておきましょう。最も、私も初めて見ました

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黒子さんですが、この中に中学生(女の子)が2名。小学生5年の時からやっているそうで

すが、大人でも重労働の人形遣いをするのは大変でしょう。若い人が、地区に残る民俗芸

能を継承して行くことは、大切なことだということを感じた一日でした。私の町でも、浮流等

段々継承者が少なくなって来ています。

なお、この方々昼はちゃんと仕事(焼き物が中心)を持ちながら、練習を続けているそうで

すから、大変な事だと思います。(参考:皿山人形浄瑠璃パンフレットより)





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