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2012年4月26日 (木)

隠れキリシタン像 その2~長崎県雲仙市小浜町

Photo

この仏像が文字になって発表されたのは昨日書いた、吉田安弘氏の「金比羅神社の有翼

天使像とおめき村の掟」(有明の歴史と風土第二十号 平成10年刊)が初めてではない

でしょうか。氏は、口之津町の同様な天使像を「島原風土記」に紹介されたそうですが、小

浜高校の先生から、山芋掘りにきて道に迷い、金比羅社と書いた小社に出会い、石祠の

扉を開けたところ、口之津町の像と瓜二つの像を見つけ、吉田氏に連絡をしてきたとか。

吉田氏が確認に行き、その帰り、昨日書いた地蔵に気づいたそうです。


場所は、昨日の所から数百メートル離れたところです。

Photo_3

まっすぐ行った所が、「山の神様」、ここから写真に写っていませんが、林道が左右に分か

れていますから左の道を行くと。赤い印の所に、長崎県の標識、「やまんかみ水源の森」と

書いてあります。もう少し行くと・・・

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今の道は歩きやすいようになっていますが、これはこの像が見つかり、表に出たために、

案内標識と木で階段を作り整備したのでしょう。前述の小浜の先生の話から推察する

と、当時はかなり森の中だったと思われます。


「金比羅さん(天狗天使像)」と書いてありますが、80歳くらいの地元のお婆ちゃんに聞い

たらに聞いたら、「天狗天使像」は学者か誰かがつけたもので、自分たちは、「金比羅さ

ん」と言っていたとか。


しばらく歩くと、山道になりますが。きつかった。

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上の岩の方に少し見えてきました。

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人が積み上げた石垣が。かなり古いものと思われます。

6  

前に、コンクリートで雨、風よけが作ってありますが、これは新しく昭和34年5月1日と書

いてありました。新しいといっても半世紀ばかり前のものになりますが。

Dscn2902

穴を掘った中に安置してありました。一番上の写真ですが、何か新しいようですが、石仏

をいろいろ見ていくと、材質、保管状態で随分違うところがあり、新しいかと思うと何百年も

前だったり、ぼろぼろになっているのが数年前のものだったり・・・


確かに鼻が高いので、天狗、羽があるので天使とつけたのでしょうが。見れば外人とも。

とにかく、キリシタンを思わせるものが2つもあるということは、この場所はキリシタンと何

か関係があるのでしょう。なお、行ったときは高校の先生が言われたという、金比羅社の

表示、石祠の扉は見当たりませんでした。なお、同じような像が口の津にあるとかいうので

見にい来ましたが。また明日。


前にも書きましたが、行かれる方は時期が時期ですからマムシに注意して。ここらは、イノ

シシも多いようですから、一人では行かないこと。





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