マイウォーキングロード~森山図書館周辺(諫早市森山町)
森山の図書館へ本を返しに行き、ついでに、ウォーキングを。いつもお世話になっている
図書館ですが、元町長が、木造、和風にこだわり続けた方で、この図書館も出来た当初
には見学者が引きもきらずで、また、図書だけでなく、郷土の生物、植物を含め、民俗、
史跡、遺跡の情報を収集するために、学芸員まで配置していたのですが、いまはすっかり
普通の図書館になってしまいました。
木造、和風へのこだわりは徹底したもので、公民館、便所なんと消防栓の収納庫も。もち
ろん、町営(当時)住宅も木造です。おかげで地域全体が何となく落ち着いた感じの町にな
っています。
図書館前のウォーキングロードです。いつか書いたように、ウォーキング、ジョギングする
人の足の事を考え、舗装はしていません。桜も咲いて、気持ちいいですね。
同じ所ばかり歩くと飽きるので、ちょっと脇道にそれながら・・・・
宮中献穀米の記念碑と、すぐ近くに実際に米を作った田んぼが。
少し行くと、立派な石垣が続いています。見事だなと思うと。「まちづくり景観資産~慶師野
の石垣通り(長崎県指定)」でした。
ぐるりと回ると、看板があり「陣野家墓地」とあったので、この寺(六喩庵・近くの子供に
聞くと廃寺みたいな感じ。)の裏手の階段を登ってと書いてあったので。
なんと立派な墓が・・・
森山町はご存じのように、干拓地です。看板によれば、昔、諫早藩の財政が貧弱であった
頃、干拓の先鞭をつけたのが、初代神野甚右衛門。代々、神野家は先祖の意思を受け
継ぎ、耕地の拡大に尽力をしてきたそうです。
寛文13年に(1673)万灯籠と弁財天を。宝永6年(1709)に、三代目神野与四右衛門
が、祖先の恩に報いるために、六喩庵と三重宝塔を作ったそうです。右の小さなのが、弁
財天でしょう。三重宝塔の真ん中の所にも弁財天が祀られており、何百年も前の物と思え
ないほど崩れてなく珍しい物でした。
元の道に戻るともう田植えの準備。森山では早場米を作っているとのことで、もうすぐ田植
えでしょう。図書館に行く途中、ラグビー場(2面)がありますが、道から見えにくいので、目
立ちませんが、今日は、何校か集まって練習試合でした。高校生とはいえ、実際に見ると
迫力ありますよ。こうしてぶらぶら歩いてみれば、いろんなものがあるもんですね。
今日も、かみさんが留守のため、桜の下で、花見弁当、花見サラダ、花見お茶を買って、
一人ゆったりと外食(本当の「そとしょく」)。
西行の和歌に
「ねがわくば 花の下にて 春しなん そのきさらぎの もちつきのころ(山家集)」というの
がありますが、私も花の下、負けずに一首作りました。
「願わくば 花の下にて 飯食わん 三十半(なか)ばの 美女とふたりで」
今日のおやつ、今はやりの米粉を使ったクレープでした。
一番上の写真、森山町の某所です。近頃有名になり、普段車が少ないのですが、今日の
車の多いこと。良い桜ロードですよ。唐比あたりから山手の方に入る道です。後は自分で
探して下さい。
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