2012 諫早つつじ祭り&山城案内板設置~お城のお勉強
今日も、雲仙鐵道の続きをと思っていたのですが、下の諫早つつじ祭りのチラシが気にな
って。といっても、千々石のつつじの名所といわれるわが家(自称)ですから、つつじの方
にはあまり関心はないのですが、「山城案内板設置」の文字が目にちらちらと。この、眼鏡
橋の後の小高い所が城になります。
城については、「曲輪」だとか、「虎口」だとか、「搦め手」だとか、話をきいてもピントこない
ところがあり、勉強がてらこちらの方に出かけました。、
土曜、日曜はイベントもあり、人が多いだろうと、今日、月曜日行ったら予想どうり。河川
の方に駐車場がありましたが、ガラガラ。つつじも色気づくのが早いのと、遅いのがあるの
か、満開のつつじ、まだ小さい蕾、いろいろありましたが、今週の土、日、各種イベントが
あるようで、ちょうど満開になるでしょう。
さて、案内板は。こんな感じで、番号が振ってありましたから順番に回ることに。
なお、上のパンフレット、クリックすれば拡大しますから下の記事の参考にしてください。
ここから、各掲示板を要約をしますので、皆さんもお城の勉強と思って、読んでください。
このお城、今は諫早公園ですが、戦国時代伊佐早地方(諫早市)を統一した、西郷尚善
(なおよし)が作ったそうです。「高城(たかしろ)」、別名、「亀城」とも呼ばれたそうです。
豊臣秀吉の命に従わなかったため、4代目信尚は、佐賀の龍造寺家晴(初代の諫早家に
なります)に攻められ追い出されますが、江戸時代「一国一城令」でこのお城姿を消したそ
うです。
さて、最初の桜馬場、多数の馬が用意され、調教、馬術の練習場であり、戦の集合場で
「武者だまり」とも呼ばれたそうです。
2番目の大手門です。城の表口。本丸へ通じる虎口(こぐち)に設けられた門があったとこ
ろで、厳重な作りだったと考えられています。
3番目の折坂虎口。虎口とは、城内への出入り口のことで、狭い道という意味もあり、敵と
の攻防が繰り広げられ、攻め登る敵の勢いをなくすため、狭く急な坂と曲がり角の両方の
仕組みになっています。
4番目の東の丸です。攻め登る敵をこの場所で待ち受け、頂上の本丸へ行かせないた
めの広場。本丸の防衛、物見などの目的で作られたそうです。
5番目の武者走り(むしゃばしり)(帯曲輪、腰曲輪)。城の中腹を一周しています。現在は
広くなっていますが、昔は人一人が通るくらいの狭い道だったそうです。敵の様子を見て、
移動して攻撃をしたそうです。何回かこの公園来たのですが、この道知りませんでした。
6番目の虎口(こぐち)です。本丸へと行く最後の出入り口です。戦の重要な場所で下の階
段は狭くて急にして、敵の勢いを止めます。
7番目の高矢倉です。敵を弓で攻撃したり、見張り台として用いられたそうです。見張り台
は現在ありません。
8番目は本丸(本曲輪)です。山城の中心となるところ。ここに高城という城があったそうで
す。山の一番上、かなりの広い広場になりますが、ここの奧に忠霊塔があって、
この字、よく見たら、なんと「元帥伯爵東郷平八郎書」と書いてありました。ここで、終りかと
思ったらこの後、藤原明神と高城明神がありました。本明川の山下渕に大亀がいて敵が
攻めてくると、手足をのばし山を押し上げて、攻めることが出来ないとの伝説があり、「亀
城」とも言われたそうで、明神の石塔は亀の彫り物の上に立っていました。
この後の広場に本丸の説明版が。
ここの奧の所に階段があり、降りると9番目の搦め手(からめて)になります。
城の裏口で、殿様の逃げ道です。昔は木橋が架かっており、逃げた後切り落として追跡を
絶っていたそうです。
10番目の空堀です。敵の侵入を防ぐため掘られた溝です。水が張られている水堀と、こ
の城のように水が張られていない空堀があるそうです。ここ確信が持てませんが、多分こ
こだと思います。いまは島原鉄道が走っています。
11番目の土塁、石塁(せきるい)です。敵の進入を防ぐために土を積み上げた砦で、空
堀を掘るときの土で作ったそうです。
最後の西郷井戸です。城で使う水はここからくみ上げたそうですが、西郷家と龍造寺家の
戦いの時、西郷軍の首をこの井戸で洗って、龍造寺家晴に差し出したそうです。
城の一番上まであがると息切れしますが、これに甲冑をつけて戦いながら登るというと、
大変どころではないでしょう。
回ってみて、説明版がきちんとして回りやすく、説明も丁寧で、城の作りについても勉強に
なりました。これからは、お城のことについては少しは知ったかぶりで話も出来るでしょう。
全部回って、5000歩程度でした、お城について興味のある方は是非お寄りください。
なお、説明板は諫早観光物産コンペンション協会が作ったもので、ブログの説明はこの説
明版の要約です。本物はもっと詳しく分かりやすく良く書かれてあります。
疲れたのでおやつでも。小浜シェダムールさんの、なんだっけケーキの名前また忘れた。
ここの2階、喫茶室になっており、ケーキバイキングもやっていますが、コーヒーのみに行
ったら、隣の男が、ケーキ5個とジュース2杯とコーヒ。バクバク食っていましたが、見てい
て具合が悪くなった。
参考:各説明版から
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