雲仙・絹笠山~かくれキリシタン像(?) その1(雲仙市小浜町雲仙)
2月9日、十数年ぶりに絹笠山に登ってきました。
寒いし、心臓病はあるし、どうしようかと思ったのですが、絹笠山は849Mの山。昔、雲仙
に外国人が多く遊びに来たとき、夕日の素晴らしさにサンセットヒルという名前をつけたハ
イキングコース。以前登ったときもたいしたことはなく、天候も良かったで出発進行。なに
せハイキングコース。
今度登る気になったのは、三鈷の松という雲仙の知られざる所を紹介したブログがあり、
その中に、「絹笠山の隠れキリシタン像」という記事と、「島原半島のキリシタン文化~かく
れ切支丹の遺物と遺跡」という本に絹笠山の「金比羅山社の聖なる蟹」という写真が載っ
ており、見ておきたかったのですが、実際見てくると疑問に思う事があり、ここしばらく考え
ていたのですが、やはり謎が残るまま、まあ、専門家でもないし気楽に書いてみましょう。
話が長くなるので、絹笠山登山とキリシタン像の2回に分けて書きます。
絹笠山に登るには、白雲の池と、温泉街から登る道、2つあるのですが、白雲の池から登
りました。寒いせいか、池の岸は薄く凍っていましたが、レッツゴー。
入り口です。登山者の数をカウンターする機械が。「一列になって歩いてください」と書いて
あったので、一人で一列になって3~4回ぐるぐる回ってみました。(冗談ですよ)
霜柱と昨夜少し雪が降ったのか、誰も通っていない道を一人サクサクと。山頂まで道は
完備していますから、ゆっくり歩けば子供でも登れるでしょう。
途中休憩所がありますが、ここらあたりから、林に入っていけばキリシタン像があるはず
なのですが・・・
こんな所を行くのかと思うとちょっと腰が引きました。道がよく分からない。どうするか、
とにかく頂上までいってゆっくり考えることに。
山の中で標識を見るとほっとします。とくに右の山頂0.3KMを見るとあと少し、何しろ学校
の運動場の400Mトラックより短いのですから、と思ったのが甘かった。やはり、平地と山
では違いますね。ここからは、ちときつかった。
山頂です。以前はがっちりしたコンクリート建ての測候所があったのですが・・・良く運動会
などで天候が心配なときは、ここに電話をして、聞いたのですが。
看板に説明が書いてありましたが、大正 11年に島原半島西部を震源とする地震で27名
が死亡。これにより、災害に対する意識が高まり、大正13年に県立温泉岳測候所が設
立、絹笠山に測候所庁舎が建てられ、昭和14年に国に移管され、昭和44年に雲仙岳測
候所と名称を変更したそうです。
そして、昭和52年アメダス観測所に移行したそうです。意外と歴史があったのですね。
アメダスでしょう。看板には「雲仙岳特別地区気象観測所」とありました。
良い眺めですね。国見岳、妙見岳、平成新山などがはっきり見えます。下の方にゴルフ場
と温泉街。
左手の海が橘湾。反対側、右手の海が干拓問題でゆれている有明海。夕日はこの写真
から少し左手の方に沈みます。綺麗でしょうね、二人で手でも繋いで見ると。
さて、明日はキリシタン像の所へ。(続く)
(参考:各説明版より)
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