この一曲~たまには落語を★ハンドタオル/立川志の輔 付録:桜情報(千々石橘公園:小浜とけん山)
日曜日は「この一曲」で気にいった音楽を紹介しているのですが、落語は音楽じゃないん
ですが、まあ、固いことは言わずに、たまには落語でも。
以前書いたように、隣の家の犬のから吠えに悩まされ(鳴き始めたら2~3時間泣き続
け)、心臓はバクバクするわ、手は震えるわで、心療内科に行ったら「神経症」の診断。診
てくれたお医者さんも、犬の鳴き声で同じ症状になったことがあったとか。お互い笑いまし
たが、意外に犬の鳴き声での神経症、多いそうです。その折り、黙っていても始まらないの
で、毎日落語ばかり聞いていました。
上の、志の輔さん、NHKの「ためしてガッテン」の軽妙な司会で有名ですが、考えみれば落
語家が本業なのですね。文化後進県ではなく、文化発展途上県、長崎では、なかなか聞く
機会もなく、しかも、そのまた田舎では・・・
志の輔、立川談志の所に入門したのが1983年29才の時ですから、随分遅い入門。しか
し1984年には二つ目に昇進。随分早い昇進。立川流では50話の落語を覚え、その中か
ら談志が指定をして話をさせ、二つ目に昇進させるかどうか判断するとか。一年で50話を
覚え、合格するとは随分の努力、実力でしょう。
立川談志は立川流で家元制度であり、お茶とか、生け花とかと一緒で、弟子から上納金を
取るとか。落語界では弟子からお金を取るところはないのですが。立川談志の元、随分苦
労したそうです。
さて、CDに入っている「ハンドタオル」新作落語ですが面白いこと、面白いこと。夫婦の会
話ですが、これが絶妙な面白さ、すれ違いの会話の面白さ、聞きながら、冷静になるとわ
が家も、ひょっとしたら、こんな会話をしているんではないかなと思うところも。うちの、かみ
さんと同じ、ああ言えば、こう言う、こう言えば、ああ言う。私も考えれば同じかな?
落ち込んでいる方、是非聴いて見てください。面白くないという方、お代はお返しします。
立川流、その他、談春、談笑、志らく等、優れた落語家を出していますが、談笑の「イラサリ
マケー」も「テレビ算」(壺算の改作)面白いし、他に、「鈴々舎馬るこ」の「がまの油売り(日
本語、ハングル語、同時通訳)」、快楽亭ブラックの、こんな事衆人の前で話して良いのか
という、放送禁止になるような凄いのもいいし、三遊亭歌之介の訛りのある話もいいし、ま
あ、古典落語だけでなく、新作落語良いのがどんどん出てきていますから、機会があった
ら聞いてみてください。古典ですが、三遊亭円丈の名古屋弁の「金竹明」も凄い。
立川談志亡くなりましたが、改めて聞き直してみるとやはり旨いですね。
戒名「立川雲黒斎家元勝手居士(たてかわうんこくさいいえもとかってこじ)」自分でつけた
そうですが、談志らしい。
桜情報:
小浜町とけん山はまだまだでした。
橘公園の桜も、ぼちぼちと咲き始めました。昨日紹介した、しだれ桜の下では早くも、花見
の人が(風があって少し寒い感じでしたが。)。
開花基準木はまだまだ。暖かい日が少し続くと一気に開花するのでしょうが。
ところで花には陣痛てあるんですかね。蕾が膨らんで花が咲いていくのを見ると何となく、
陣痛の苦しみという言葉が思いだされるのですが・・・
橘公園桜開花基準木(左)。これが咲くと開花宣言になります。出店もぼちぼち準備態勢に
入りそうです。
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