一切経の滝・三鈷の松/行基洞を求めて~雲仙市小浜町雲仙
一切経の入り口です。雲仙小地獄の所にあります。名前は昔から聴いたことがあるのです
が、行ったことがないのと、僧行基が修行をした行基洞も険しい所にあるというので行くこ
とに。
一切経は、この地に僧行基がここに堂を建て、一切経を写筆し、この地に埋めたか、滝に
流したかの説があります。
途中の道は厳しくもなく、だらだらと下っていきますが、戻るときはチトきついなと言う感じ。
途中に、杖代わりに木を切ったのが置いてありますから、持って行くのが無難でしょう。
しばらく行くと、三鈷の松があります。三鈷の松にはいろんな話があるようなので各自、自
習してください。
二本あります。両方ともロープが張られ触れられないようにしてあります。一本は隣の杉に
邪魔されて上が見えません。
「三鈷」とは左の写真のように、弘法大師が右手に持ておられる仏具です。
弘法大師が日本に帰るとき、真言密教をどこで広げるか、その地を求めるのに、この三鈷
を空に投げたところ、高野山の松に引っかかっていたそうで、その松が三葉の松であった
そうです。
雲仙の三鈷の松は、説明版によると、高野山との交流があったころ、雲仙の修行僧の身
体の保護を願って、移植したとの歴代高僧の説が残っています、と書かれてあります。
上の右の写真ですが、一番左は普通の松。右の三本が三鈷の松の落葉を拾ってきたもの
です。縁起物だとかいうので、たくさん集めてきましたが、お入りの方は分けますよ。ただ
し、美人(自称可、私優しいから)の方に限りますが・・・・
さて、しばらく行くと、川に架かる橋、極楽橋と書いてありました。そして最後の鳥居。
西有家新四国第49番札所でもあるのですね。長崎県の新観光地100選の地でもありま
した。
外も内も、信者の方々からでしょうかたくさんの仏像がありました。
さて、一切経の滝ですが、イメージが多少違うのですね。
以前この写真を某所で見て、こんな所かなと思っていたのですが・・・外人プール代わりに
使っている写真です。実際行くと。
これ、「雲仙お山の情報館」提供の写真だそうですが、要するに、川をせき止めてプールに
してしまったようなのです。いまは、跡形もありませんが。まあ、行基さんが修行したところ
を遊び場所にするなんて、これだから西洋人は嫌いだ。
滝のそばには小屋があって、着替え出来るようになっていました。今も修行される方がい
るのでしょう。
さて、行基洞はこれから川に沿って20分、それから山の急坂を登ること25分と「雲仙歴史
散策資料」に書いてありましたが、途中テープが巻いてあり、2~3カ所案内はありました
が、行き着けず。もっとも山の斜面を見るとすごい斜面。登れるかな?
逆に知恩堂から回った方が早いかなと思って、途中で引き返し、知恩堂によって、逆に知
恩堂から谷間まで下ったのですが、これが手すり付きの急な階段、力の限界にきたみたい
で戻って来ましたが、上に戻ったらへたばりました。
でも、又挑戦しますよ。明日は、そのあまり知られざる知恩院を案内します。
(参考:各説明版 「雲仙歴史散策資料」~西久海)
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私、旅行者。以前来た時見落としたから子地獄へ。
案内板 ほしかったなあ。私も行基洞へたどりつけなかったよ。
一切経の滝から道なき道?を川に沿って下る。
行基洞の案内板壊れていて、投稿の写真とは違い、ほんの端切れ
になっていた。
訳も分からず、川に沿って20分以上歩く。水を引く径5センチの黒いパイプあり。
所々壊れ水が噴出していた。
気分としたら、ずいぶん歩いたような・・・
2万5千分の1地形図・磁石もなし。スニーカーの軽装
ついに道に出そうもないので、引き返す。
あとで戻って正解だと分かる。
あぶない、危ない。午後4時ごろだったので下手すると遭難
かれこれ、やっと滝に戻り、正当な道、知恩洞をへて国道へ
ほっとしたよ。また今度行きつけますように。
投稿: yosi | 2013年10月26日 (土) 13時45分
行基洞は非常に分かりにくいようで、私も,2回ほど行きましたが、ついに分からずじまい。
雲仙の、「お山の情報館」に詳しい方がおられますから、確認してみてください。
また、雲仙には観光ガイドさんがおられ、詳しいですから、頼まれた方がベストでしょう。
特に、山はイノシシが増えていますから、ご注意を。
投稿: sugikan | 2013年10月26日 (土) 21時47分
初めまして!
急なご連絡申し訳ございません。
私は、南島原市に住んでおります小田と申します。
地元、西有家町にあります八十八ヶ所霊場の現在の状況を調べるため、歩き回っております。
その中で、行基洞の場所だけがまだわからず、先日も登り口が見当たらずタイムオーバーで引き返しました。
行基洞が四十四番札所の為、ルート等アドバイスいただけませんでしょうか。
急なご連絡をし失礼いたしました。
よろしくお願い申し上げます。
投稿: 小田英夫 | 2017年5月19日 (金) 17時03分
現在、入院中のため手元に資料がないので・(~_~;)・
ただ、状況としては上に書いている通りで、非常にわかりにくく、雲仙お山の情報館におられる西さん、もしくは観光ガイドさん(観光協会にてわかると思います、有料になります)に案内していただいた方が確実かと思います
投稿: sugikan | 2017年5月20日 (土) 11時17分