読書について~ショウペンハウエル著、斎藤忍随訳
今日は楽しい検査入院。わくわくしています。やさしい看護師さんに。
ということで、今日はざっと書いていきます。明日、ブログが更新していなかったら、そのま
ま入院と思ってください。これが、私の遺稿になるかもしれません。
哲学が好きだということではないのですが、どういうわけか、ショーペンハウエルの「読書
について」これだけは、何回か繰り返し読んでいる本です。他の著書は読んだことがあり
ませんが。この本、読書好きの方は、是非お読みください。
「無知は富と結びついて初めて人間の品位をおとす。」という有名な文句から始まります。
「貧困と困窮は貧者を束縛し、仕事が知にかわって彼の考えを占める。これに反して無知
な富者は、ただ快楽に生き、家畜に近い生活を送る。」お互い、富者でなくて良かったです
ね。
「読書は、他人に物を考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反
復的にたどるにすぎない。習字の練習をする生徒が、先生の鉛筆書きの線をペンでたど
るようなものである。だから読書の際には、物を考える苦労はほとんどない。」
「紙に書かれた思想は一般に、砂に残った歩行者の足跡以上のものではないのである。
歩行者のたどった道は見える。だが、歩行者がその途上で何を見たかを知るには、自分
の目を用いなければならない。」
主に哲学書を対象にしているのですが、小説を読むのにも応用できるでしょう。
きりがないので、止めますが、さすがショーペンハウエルですね。、本を読むたびに思い出
す言葉です。一度は、目を通してください。読書の仕方が少しは違ってくるでしょう。
では、また。
« 木花開耶姫(このはなさくやひめ)神社~雲仙市小浜町雲仙 | トップページ | 前立腺がん疑いのための生検入院体験記 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 島原半島に関する三冊の本(2024.05.05)
- 気まぐれ資料館~次は「草双紙」の世界(2023.01.15)
- ザッとした読書感想文なのですが(^_^)(10月~11月中旬読了)(2022.11.13)
- 落語「紀州」の原典は松浦静山「甲子夜話」?(2023.09.19)
- 「積ん読」の効用(2022.08.19)
« 木花開耶姫(このはなさくやひめ)神社~雲仙市小浜町雲仙 | トップページ | 前立腺がん疑いのための生検入院体験記 »
コメント