富川渓谷(長崎県諫早市)~五百羅漢(磨崖仏) 付録:大村公園の桜情報
今日は、かみさんが、ぬり絵教室、すみません油絵教室とかで一日中留守。私も、ついで
に、大村の古本屋さんへ。
諫早を抜けて大村に行く途中に、富川峡谷に五百羅漢の磨崖仏があったのを思い出し、
ちょっと訪ねることに。
諫早は元禄12年に本明川の大水害で死者487名の死者を出し(昭和32年にも大水害
で539名の方が亡くなりましたが。)、次の年は大干害という災害をうけ大打撃を受けた
のです。
時の諫早家茂晴公が、犠牲者を弔い災害を除くため、水源の地、富川渓谷に五百羅漢を
刻むことを発願したのです。元禄17年(1701)から、藩内外より寄進を受け、元禄14年
(1701)から宝永6年(1709)に渡る9年をかけ完成しました。
水がきれいで、本当に渓谷という言葉がピッタリの所。平日、季節外れに来るのは、私み
たいな物好き一人。おかげで自然を満喫できましたが。
さて、どこへ磨崖仏がと探したら、大きな岩が数個あって、そこにあるわあるわ。ビックリし
ました。写真で見にくいですが、磨崖仏がびったりと。全部で510体確認されているそうで
す。
あとは、せっかく写真を撮ってきたので、びったり貼り付けますので、お楽しみを。写真は
クリックすると拡大しますから、拡大してからご覧下さい。
よく見ると寄進者の名前でしょうか、名前がそれぞれ彫ってあります。
こちらの岩、写真では分かりませんが、、寄進者、製作者の名前が刻んであります。
作った方の名前も書いてありました。
肥前州神代 常春寺僧
佛師 志 元 (下絵、デザインでしょうか)
石工 矢上村 鎌山甚兵衛
同 田副村 森與四衛門 (田副村は田結村の事か?)
同 同氏軍平等
敬 彫 刻
五百大阿羅漢
寛永六巳丑二月 彼岸日
さて、森の釣り橋があるということで行って見たら、着くまでのきついこと。体力のない方は
五百羅漢だけで満足した方が良いでしょう。
ついでに、展望台も行ってみましたが、結構眺めも良く。誰もいないし、絶好のチャンスな
んですが、二人なら。
とにかく、良く歩きました。もう、へとへと。ここへ行くときはイラストマップを持って行くよう
に。山を下って、一人ご飯だから、小じゃれたレストランでと思ったら、適当なところがなく、
「農村レストラン」というところに入ったら、バイキング。不得手なんですよね。バイキング。
あれこれ、取りすぎて。少し、たべすぎかな?
大村の本屋さんでしばらく喋って、いろんな情報を聞いてきました。面白かったが、良く喋
る方で、また、疲れた。でも、結構郷土誌関係が揃って、近々また行って見るつもりです。
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コメント
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こんにちは。
郷土誌関係の揃った古本屋って、アーケードのそばですか?私もたまに行きます。
五百羅漢は、国道を通るたびに気になっていたのですが、磨崖仏なんですね。以前住んでいた大分県では全国の8割近い磨崖仏がありますが、浮彫りのものしか見たことがありませんでした。なので、線刻のものもあるとは驚きです。
投稿: 高来郡司 | 2012年3月27日 (火) 23時27分
その古本屋さんです。「島原鉄道三十年史」があり、面白かったのですが、手が出ませんでした。
五百羅漢は国道から車で20分程度、すぐ近くに駐車場があります。是非どうぞ。
夏に涼みがてらに行くもよし、今の時期は誰もいませんからゆっくり見られます、。
奧の院に十一面観音があるそうで、見たかったのですが、二重の扉があり、見られませんでした。説明版に写真でも焼き付けてあったら良いのですが。残念でした。
投稿: augikan | 2012年3月28日 (水) 08時47分