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2012年2月29日 (水)

しあわせの書/泡坂妻夫~彼女(彼)の心をつかめ

Photo_2

本棚を整理していたら、ひょっこりでてきました。

泡坂妻夫、本当は泡の「己」は「巳」なのですが。

1990年に直木賞を受賞しましたが、1975年に幻影新人賞佳作、1978年に日本推理

作家協会賞、1982年角川小説賞受賞、1988年泉鏡花賞を受賞しています。

家業は、紋章上絵師という珍しい職業の家系に産まれ、絵師として働く傍ら小説を書いて

いました。また、奇術師としても有名であり、1968年に石田天海(有名な奇術師)賞を受

賞。2009年没。


この本は、ただの小説でなく、奇術のトリックを使った本です。まあ、よくこの本を作ったも

のだと感心しましたが、私も、一時印刷業で飯を食っていたものですから、作者も大変な

ら、印刷業者も大変だったでしょう。

といっても、何のことか分からないと思いますが、某ブログでこのトリックを暴露しています

が、ルール違反ですね。図書館で借りてきた推理小説の初めの1ページ目に犯人の名前

を大きくマジックインクで書いているようなもので、本当に世の中馬鹿がいます。


トリックについてはここでは明かしません。著者も前書きに書いています。『読者の幸せの

ためにー未読の人に「幸せの書」の秘密を明かさないでください』


さて、同じ材料で料理の仕方がまったく変わるように、この本を使って、婚活中の方、利用

できますよ。もちろん男性も女性も。今回は男性の立場で書きます。


実は小説の内容は忘れたのですが、この本の適当な頁を開き、また相手にページ数を言

わせても良いし、本に書いているようにペーパーナイフを差し込んでも良いし、そこの頁の

最初の文字(2~3文字)を覚えてもらい、それを当てるというものです。ピッタリと当たりま

す。2~3回練習すれば、ド素人の方にでも。


最初こう切り出します。

「にんげん強烈なものを見たり、一所懸命見つめるとそれが網膜にしばらくの間、焼き付く

事があるんだって。本当だと思う?そして、それが読み取れる人がいるんだって言うけど、

僕も訓練したら少しだけど、出来るようになったんだよ。試しにやってみようか。」


ここで、さりげなく「しあわせの書」をバックから取り出します。相手に本を見せ、中は見え

ないようにして、ぱらぱらとめくり、ストップと言わせます。

Dscn1546

向こうの頁は自分から見えないようにします。相手は、向こう側にいます。


『最初の1行目の最初の2~3文字だけ、一所懸命見て。あまり、目を瞬かないように、し

っかり網膜に焼き付けるように見て。さあ、大丈夫だね。

今度は僕の目をしっかり見て、瞬かないように。(例えば、「訝(いぶか)しい」という字だっ

たら)なんとなく分かるんだけどな、3文字だということは分かるな。もう少し近づいてみて。

なにか難しいのがひとつあるな。これ漢字みたい。あとは、ひらがなかな(ここらの演技は

一生懸命考えるように)?もう少し、近づいて、僕の目をもっとしっかり見て。

下の二文字は上は「し」は分かるな、次は縦線が二本みたいだから「い」だ。上の文字が

分からないな。

もう少し近づいてみて。あっ、左は「言」だ。右が分からない、悪いけどもう少し近づいて。』

この頃になると、二人の間は、まつげが触れるばかり。

『もっと良く僕の目を見て、あっ、「牙」だ「言」と「牙」で「訝」。わかった、「訝しい」だ。違

う?」もちろんピッタリ合っています。

二人の間も唇が触れる間隔に。あとは、あなたの腕次第。さあ、この本すぐに買うべし。も

ちろん、トリックの種も書いてあります。


ただ、注意すること。トリックは絶体に明かさないこと。あなたの神秘性が失われます。2

回はしないこと。これ、マジックの基本です。「これやるとね、精神的につかれるからパワ

ーが戻るまで時間がかかるんだ、明日まで一緒にいてくれるなら、また、見せるよ。」とで

も誤魔化してください。

私?長崎から東京まで行って、3日間缶詰で催眠術を習ってきましたから、こちらを使い

ます。



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