この一曲~川のほとり/笠木透
数十年前、笠木透さんを長崎の瑞穂町の青年団が呼んだことがありました。
笠木さんについては、ほとんどマスコミに出ることも、レコードも、もちろんTVに出ることも
なく、一般的には知られることがありませんでしたが、青年団の努力で公民館の講堂がほ
ぼ満席にだったことを覚えています。坂庭省吾さんも一緒だった記憶があります。
私は高石ともやの107ソングブックシリーズの「No7 山と川」で良く知っていたので、もち
ろん行きました。
まじめそうなおじさんが出てきて、高石ともやさんとは違い、足を踏ん張り、地に響くような
力強い声で歌ったのを覚えています。でも、最後はみんなで、おならの歌だったかうんこの
歌をだったかを、子供からお年寄りまで一緒に楽しく歌いました。
高木透さん、作詞がおもですが、「私たちのこどもたちへ」「私に人生があるなら」「わが大
地の歌」「川のほとり」いい歌がたくさんあるのですが、一般に知られていないのが惜しい
ですね。
この、CDブックス表紙にかいてあるように、戦時中、戦後の子どもたちの替え歌が入って
います。「月月火木金」「紀元二六〇〇年」「負けてくるぞと勇ましく」「討匪行」等々の替え
歌です。戦時中の困窮した時代にもかかわらず、子供の力強さが分かるかと思います。
インターネットで調べると直接買えそうです。笠木さんの考えについてはこちらを呼んで頂
ければ共鳴できると思います。是非ご一読を。(こちらの所ををクリックしてください)
この、本にはありませんが笠木さんの歌で私の好きな歌を。
川のほとり(詞:笠木透 曲:田口正和)
1 めぐる春の 水が光る
川のほとりの ネコヤナギ
春をつげる 花なのに
心を ひらく人はなし
2 めぐる夏の 雲がゆく
川のほとりの 月見草
一夜かぎりの 花なのに
心をよせる 人はなし
※おなじ土 おなじ草
変わりはないのか かなしいぞ
人は去り 時は流れ
変わっていくのか かなしいぞ
3 めぐる秋の 風がゆく
川のほとりの 彼岸花
まっ赤にもえる 花なのに
心をゆるす 人はなし
4 めぐる冬の 雪がまう
川のほとりの 枯れあざみ
うしろ姿の 花なのに
心をとめる 人はなし
※繰り返し
多分インターネットでとれると思います。一度聴いて見てください。忘れられない曲になるで
しょう。私も、時々口に出る歌です。
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