島原城~島原城民具資料館
今日は、島原の病院ということで、風流心を出して、探梅をしようと島原城の古野梅園に
いってみたのですが、まだまだ蕾もかたいまま。せっかくだから、島原城でも見学をと思っ
ていったら、なんと、財布を忘れていました。
ということで、うろうろしていたら、城の端っこにこの建物が「民具資料館」。ここは、只だっ
たので、あまり期待もせず入りましたが、いや、懐かしい物ばかり。
左は知っている方は相当に古い方。計算機です。私が中学校のとき先生方が使っている
のを見た事があります。数字を、前の盤で合わせて左だったか、右だったかのハンドルを
ぐるぐる回して計算します。見ていて、ソロバンの方が早いんでないかなと思いましたが。
右は、ご存じでしょう、パソコンではありませんね。ワープロ。字を打つだけのものでした。
ワープロが初めて出たのが、1978年、東芝のJW-10、同時に書院、当時630万円、63
万円ではありません。あっという間に値が下がり、写真の書院シリーズが30万程度だった
か。字の下手な私にはこれは、助かりました。20万程度だったかのをすぐに買い重宝し
ました。
ワープロ以前にお世話になったのが、和文タイプライター右の写真のように、活字が並ん
でいて、レバーで字を選んで印刷するのですが、PCと違い間違っても訂正が出来ず、ひど
いときは全部打ち直した物です。字が見つからないときは本当にイライラしました。
県庁にはタイプライター室があり、何人もの女性が書類を作っていたましたが。
これを知っている人はもう化石。謄写版印刷機。
字が下手な人は、苦労したものです。薄い蝋紙を左のヤスリ盤に置いて、鉄筆で字を書
いて右の印刷機で紙を一枚一枚めくって印刷しました。
左は、オープンリールのテープレコーダーです。どんなにこれが欲しかったことか。
一番良いのは38といって一分間に38cmテープが進みますが、これはその半分約19cm
進むやつだったかと思います。
右はミシン。NHKテレビ朝ドラ「カーネーション」では足踏みミシンを使っていますが、その
前の手回しミシンです。
右側のハンドルを回しながら縫っていくものです。うちにもあって、お婆ちゃんが良く使って
いました。いや、懐かしいものですね。どうも、うちにあった同じシンガーミシンみたいで
す。
左は時代劇でご存じの長火鉢、粋な感じですね、うちにもあったのですが引っ越しの時、
親父が捨てたみたいで、残念です。右はこたつ。中に炭を入れ上から布団をかぶせます。
結構暖かかった。背中は寒かったけれど。
左は七輪です。これ一つで米を炊き、おかずを作り、味噌汁を作り、昔の女性は 器用だ
ったのですかね。今の女性は・・・・右は注射器、ガラス製で煮沸して使い回していたもの
です。これで、虫歯の麻酔をずぶりとさされると、針も太かったしもう見るのもいやですね。
財布を忘れていったおかげで、良い物を見ました。島原城内でも端の方にあるので、ちょ
っと気づきにくいと思いますが、本城だけでなくこちらの方も見学をしてください。結構楽し
めますよ。
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