ゆかいないっぴきはん~シェル・シルヴァスタイン
(左 表表紙 右 裏表紙)
「ゆかいないっぴきはん」シェル・シルヴァスタイン34歳の時の作品。この年に、「おとくな
サイはいかがです(めけもののサイ)」そして「おおきな木」。この間ご紹介した「コノヒトタチ
つっつくべからず」を描いています。
この本、谷川俊太郎作、和田誠絵の「のみのピコ」というのがありますが、「これは のみ
のピコ これはのみのピコがすんでいるねこのごえもんのしっぽ これはのみのピコのす
んでいるごえもんのしっぽふんずけた あきらくん・・・」と、延々と続く絵本があります。朗
読会で、谷川俊太郎さんがこの本、最後を一息に読んだのはすごかった。
この本は、それと同系統ですが、ただ、増えて行ったものが段々減っていくところが違いま
す。白と黒だけの絵本ですが、単純さが生かされた絵本です。
さて、あとがきに訳者の大島省子さんが気になることを書いています。
この中には14匹の動物が描いてあるそうですが、「絵本の絵を丹念に見た読者へだけ、作
者が贈るおまけ」について『児童文学者の吉田新一先生が「絵本の魅力」のなかで書いてお
られます」と書いてあります。
ということは、よく読めば、おまけが見つかるということなのですが・・・・
私も、一日睨んで読んでみたのですが、見つけきれませんでした。まあ、老眼ですから。
皆さんも、子どもと一緒に、文章が段々長くなりますので、できれば一息に読んでやれば、
子どもは喜ぶと思いますよ。おまけを探しながら
。
« この一曲~加藤登紀子/あなたに捧げる歌 | トップページ | 雲仙市成人式 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 島原半島に関する三冊の本(2024.05.05)
- 気まぐれ資料館~次は「草双紙」の世界(2023.01.15)
- ザッとした読書感想文なのですが(^_^)(10月~11月中旬読了)(2022.11.13)
- 落語「紀州」の原典は松浦静山「甲子夜話」?(2023.09.19)
- 「積ん読」の効用(2022.08.19)
「シェル・シルヴァスタイン」カテゴリの記事
- おおきな木★3冊の本から~シェル・シルヴァスタイン(2013.08.02)
- 屋根裏の明かり~シェル・シルヴァスタイン(2012.05.17)
- 歩道の終わるところ~シェル・シルヴァスタイン(2012.03.07)
- おとくなサイはいかがですか?・めっけもののサイ~シェル・シルヴァスタイン(2012.01.10)
- ゆかいないっぴきはん~シェル・シルヴァスタイン(2012.01.03)
コメント