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2011年12月18日 (日)

この一曲~アリア/フリードリヒ・グルダ

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上は「グルダ ノン・ストップ」。下は「世界音楽物語(世界の音楽が語るもの)」。

下は、レコード、CDとも、持っているのですが。

グルダ略歴等については、ウィキペディアにリンクしていますのでそちらを読んでいただけ

ればと思います。

グルダ作曲の「アリア」は「グルダ・ノンストップの方に入っています。

グルダは、クラシックのピアニストですが、のちジャズにも興味をもち、彼のグループも持っ

たほどです。


グルダの言葉「世界の音楽が語るもの」の自分自身の解説によると「これらの人為的な分

類(クラシック、ポピュラー、アヴァン・ギャルドetcの音楽の分類)が、いかに不条理でば

かげたことを知っていただき・・・とりわけ聴衆の皆さんに音楽の西東のつながりとその関

連、また世界的な音楽的対話を聴くことを通じて、ひとつの共通体験として理解し、それを

立証するものです」。そのために、このレコードに録音してある音楽会を開催したのです。

演奏は、NCC(民謡の新しい仲間たち)、もちろんグルダ、そしてジャズの巨匠、ディジー・

ガレスピーまででて一緒にセッションをしているのです。とくに、NCC(ほとんど日本では名

前は聴かれませんが)の唄は、感動ものです。

悪く言えばごた混ぜ。良く言うと、音楽の多面的な素晴らしさを教えてくれる演奏会です。

まさに、グルダの上記の言葉どおりです。


さて「アリア」ですが、これには思い出があり、1969年2回目の来日をした時の録画が

NHKで昔やってた「思い出の演奏」で放映していていたのです。

これを見て、演奏はもちろんグルダの人柄にもひかれたのです。レコードのジャケットと

同じ格好で演奏をしました。

オーチャードホールでの演奏会と、NHKスタジオで行ったジャズセッションでした。

オーチャードホールの方は、観客に語りかけかけ。たとえば「じゃ、ショパンを一曲、そして

ショパンに近いドヴィシーの曲を。ショパンはノックターンを弾こう、みんな好きだし、そして

僕も好きだから、ドヴィシーの方は、ラヴィーヌ将軍だ。」てなことで、弾き始めるのですが、

名前を言わないで弾く曲もあるのですが、弾き終わって「今のは僕の曲、エクササイズ5

番」と、誰も知らない曲ですよね。会場からも少し笑い声が。

さて、一曲終わって、しばらく舞台を歩き回り『もう夜も遅い、だからシューマンの「夜」を弾

こう」。


アンコールのとき、舞台の端に立ち、マイクを客席に向け「何か聴きたい曲があるかい」。

分かっている方もあるのですね。「アリア」と言う声がかかりました。グルダ「僕のアリアでい

いのかい」。アリアと名のつく曲はたくさんありますから。グルダ、にっこり笑って弾き始めま

した。動画でもやっていますが、あの雰囲気は到底分からないでしょう。

もう一曲グルダ編曲の民謡「辻馬車の歌」が弾かれましたが、弾き終わると、すぐにピアノ

の蓋を閉めたのです。要するにこれで完全終了だよとの表示です。スマートなやり方です。

そのままだったら、いつまでもだらだらとアンコールの拍手が終わらなかったでしょう。


さて、グルダ、観客に語りかけながらコンサートを進めるのですが、弾きながら観客席を見

ることの多いこと。はやり、弾きながらお客さんと対話をしているのだなと思いました。

グルダのような世界的な演奏会家で、あのようなコンサートは見ることはできないでしょう。

2000年に亡くなりました。70歳。 (参考:各レコードライナーノーツ)





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コメント

 失礼します。

 グルダのお話と言うことで、検索したらこちらに当たりました。よろしくお願いいたします。

 今現在「モンペリエ」のライブを聴いています。いい演奏だと思います。

 半月ほど前に、「アリア」の輸入楽譜を入手し、早速練習に入ったつもりですが、何せこちらはピアノ超下手人間故、練習に時間がかかっており。まあ、プロでもないし、のんびりやらせてもらうか?と言う感じで、マイペースで、練習に励んで?おります。でも、そんな時間も楽しいものだなあと思ったりしている自分がいます。

 これからもよろしくお願いいたします。

コメントありがとうございました。
こちら、音楽といえば、お経からバッハまでごちゃまぜに聞いております。
でも、ブログに書いた、テレビ放送は、本当に素敵な演奏会でした。たまたま、ビデオに撮っておいて良かったと思います。
ピアノが弾けるとか、羨ましい限りです。アリアの出だしだけでも弾ければ良いなと思っているのですが。

 失礼します。お返事ありがとうございました。

 そうですか、音楽ならお経からですか?僕はやはりお経は無理です。でも、バッハは大好きです。他には、ジャズや、ソウルなんかが好きです。

 そうですか、テレビ放送そんなに良かったんですか、いいなあ。見てみたかったなあ。グルダの生演奏っていうのも、未経験ですね。聴きたかった。

 ピアノが弾けるったって、アナタ。僕のレベルは、低空飛行もいいとこ。指がほんのちょっと動く程度です。ですから、とてつもなく練習時間を要し、普通の人ならそこで諦めるところを、なぜか?あきらめないだけです。

 「アリア」との、僕の出会いは、若かりし頃、FM番組で、クラヴィコードによる旋律と、ピアノ伴奏と言う、ちょっと変則的な演奏で、グルダが演奏していたのを聴いて、
 「これはぜひアルバムを求めたい!」
 と思ったものの、そのラジオで流れた盤は、ないんですね。で、最近分かったんですが、僕がラジオで聴いたのは、どうも、
 「メッセージ・フロム・グルダ」
 と言うアルバムに入っているらしいんですが、これ、LPで出たきりで、CD化されていないんだそうです。

 「メッセージ・フロム・グルダ」CD化を望みます。


 長文失礼しました。これからもよろしくお願いいたします。

アリアについては「巣窟日記」というブログに詳しく書いてありました。(知っていたら申し訳ない)
http://yfden.blogzine.jp/sokutsu/2007/03/f__5f07.html
バッハは一時、グールドばかりで聴いていました。亡くなったのが残念でした。
いつかは、ブログでバッハを取り上げたいと思っています。(巨大すぎて、とっかかりが分からないのですが)
では、また。

 失礼します

 教えていただいたブログは知っております。こう言っては何ですが、そこはもうすでに書き込めなくなっていて…。

 で、他を探したらここにたどり着きました。

 グールドは、僕も大好きです、「ゴールドベルク」は1954年、55年、59年、81年のそれぞれの録音のものを集めました。

 何というか、今現在の自分の気持ちとして、バッハあたりの何というか、明晰な、ロマン派なんかの感情過多なのでない、さっぱりした音楽がいいなと思うとき、聴きます(で、今はさっぱりがいいなと)。

 確かにバッハはでかすぎて、とりとめない感じしますね。お話理解できたつもりでいます。触れられないのも察しがつく感じです。
 いつかお書きになられたら、楽しみに読ませてください。
 
 とにかくこちらは、昨夜も、ほんのちょっと「アリア」をさらい、三連符の伴奏型に左腕をちょっとだるくさせながら、それでもめげずあきらめず、なぜかは知らねど、がんばっております。

 また よろしくお願いいたします。

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