慶巌寺~諫早市
「稔るほど頭を垂れる稲穂かな」「稔るほど頭の下がる稲穂かな」。「頭」も「こうべ」「あた
ま」両方の読み方もあるみたいですが、稲穂も段々頭が下がってきました。・・・柿の実も色
昨日は眼鏡橋を紹介しましたので、本日は対岸にある慶巌寺です。いつ見ても貫禄があり
ますね。
このお寺、八橋検校の「六段」発祥の地ですが、知らない人が多いようですね。「六段」とい
えばお正月にTVなどのバックミュージックに、宮城道雄の「春の海」とともに一番使われて
いる曲ですが。
祈念碑です。ここのお寺の、玄恕という箏の名人に習い、帰郷の後寺の横
に流れる川のせせらぎの音を思い出しながら書いたと言われています。
さて、磨崖仏があるとと聞いていたので、どこにあるのかなと思ったら駐車場の所の崖
に彫ってありました。
大きさは、30~40㎝程度ですが、33体彫ってあります。中央の記銘に明和7年(1770)
とあるそうです。長年の風雪に晒されたのでしょうがきちんとした形を保っています。
さて、この寺でもう一つ知られているのが明珍作の甲冑があります。20~30年前行った
ときは本堂で現物を見られたと記憶していたのですが・・・残念ながら実物は見られません
でした。説明文で勘弁してください。
県指定の名号石です。貞和七年(1351)年に作られたものです。
他にも見るべきものがたくさんありましたが、歴史に詳しい人と行った方が楽しめるでしょ
う。多分説明をしてもらうと一日かかるでしょう。
上の写真は、何かよく分かりませんでしたが、びっくりしました。墓が積み上げられていまし
た。故陸軍中尉の文字もありましたから、歴史的には新しいものもあるのでしょうが。
下は羅漢堂です、鍵は閉まっていましたが、外から見えるので写真を撮ってみました。立
派なものですね。
近頃、神社とかお寺とか地蔵さんとか調べたり、見にいったりして、ついでにいろいろお願
しているのですが、行いがあまり良くないので御利益はあまりなさそうです・・・
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