諫早眼鏡橋の秘密・伊藤静雄の碑
今日は諫早の病院へ行ってきました。今の看護師さん優しくて良いですね。うちのかみさ
んも看護師だったはずですが・・・・
帰りがけ眼鏡橋と慶巌時へ寄ってきました。
ご存じ、諫早の眼鏡橋です。
橋の長さ49.25m、幅5.5m、石の数は約2800個です。現在地から500m離れたところにか
けられたそうです。昭和32年の諫早災害で眼鏡橋は一部破損したそうですが、流木等を
せき止め被害が大きくなったと言われています。様々な経緯があったようですが、今のとこ
ろに保存されています。
現在使われている橋です。川幅も拡張をしてあります。
さて、眼鏡橋の秘密と言っても一時話題になりましたが、もう忘れられた感がありますので
思い返してみましょう。問題は橋の真ん中の部分です。
橋の左右の部分は砂利の上に作られていたそうですが、中央部の基礎石は川のヘドロ層
の中に松杭を立て、その上に敷かれた枕木の上に載せていたそうです(諫早眼鏡橋の構
造特性について~オープンアクセスの所をクリックしてください。)。現代の高層建築で使
われている、地震の時わざと建物を揺れさせるのと同じ考えでしょう。
さて、後ろの山に伊藤静雄の碑があると言うことで登ってみました。伊藤静雄はそんなに
好きだと言うことでは無いのですが、病床にあるとき友人が、何か食べたいものはないか
と聞いたとき「五月の風をゼリーにして」と答えたそうです。
さすが、詩人ですね。「五月の風をゼリーにして」。私なんぞ考えもできない言葉です。
その言葉が頭にあったものですから。
伊藤静雄の碑です。碑文揮毫は三好達治です。ついでに頂上まで、途中に看板が。
看板を読んでみると、国指定天然記念物でした。
しかし、頂上は広々として気持ちの良いところです。諫早の半分が一望できます。できるな
ら、二人で行くところでしょう。雰囲気がありますよ。あまり人もいないし。
私は残念ながら一人で来ましたが。
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