農業のこと
少し涼しくなったと思ったら、また暑さがぶり返しました。
一万歩歩いています。コレステロールが高いとか脂肪肝だとか医者に言われたので、意地
になって、倒れても歩くつもりです。
でも、木陰に入ったり、田んぼからの風が来ると何となく、秋を感じます。
神社で銀杏が落ちていました。
田んぼは2~3日ほど前稲穂が出てきたと思ったのですが、あっという間に全部出そろい
ました。
あと少しと言うところですが、大きな台風が来なければ良いのですが。
今の農業は、ハウス栽培が多くなっています。
ここではミニトマトを作っています。ここの半分くらいのところで、親子3人植え付けをしてい
る方に聞いたら2500本ほど植えるそうです。中はこんな感じです。
このビニールの穴に一本一本苗を植えていきます。この暑い中、風も入らないビニール
の中で作業をするのですからどれだけ大変か、実際に作業をした人しか分からないでしょ
う。
このミニトマトは冬に皆さんの食卓に出るものです。元来トマトは夏の野菜ですが、こうして
育てられ冬にも食べられるのです。
上はアスパラガスです。私の家でも五株ほど植えていたのですが、3年ほど楽しみました。
今、整地中のビニールハウスですが、多分、イチゴかスイートピーを植えるのでしょう。
皆さん方のクリスマスに間に合うように。本当はイチゴは春の果物ですが。
いつも草が生えている土手の所に行ったら綺麗に払っていましたが、
払っているのは女性の方。たった一人です。農家では女性も労働力なのです。
農家の親はそのしんどさを知っているので娘を農家に嫁がせたがりません。娘さんももち
ろんです。
おかげで40~50歳の独身男性はごろごろいます。
甥も、妻にしんどい仕事をさせているから、少しでも給料をやりたいのだが、と言っていまし
た。私は「体で払えば」と言ってしまいました。もちろん冗談でですよ。冗談。でも「なるほ
ど」と言っていたので、後は知りません。
知人のと話をしていると今日は、自分と、ばあちゃん、子どもの3名で2~3万個タマネギを
植るそうです。明日は400ばかりカボチャの苗を植えると言っていました。
そう儲かる仕事でもありません。野菜を食べるときは味をかみしめて食べてください。
私のかみさんは5人兄弟、3名が専業農家ですが、兄弟会で連れ合いも含め10名集まる
と、お前たちサラリーマンは良いなと始まりますが、最後には「やっぱ、百姓は面白かもん
な」「そうそう百姓が一番たい」「誰に頭も下げんで良かし」と言う結論になってしまいます。
やはり、農業には農業の楽しみもあるのでしょう。
私のかみさんが小さい頃(今と違って可愛いらしかった頃)、父親が田植えが終わったば
かりの田んぼを小高い所からずっと眺めていたそうです。
「なにしているの」ときくと「綺麗かろが、ほら、綺麗かろが」と言って、いつまでも見ていたそ
うです。
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