2019年9月15日 (日)

「おかしえんの ごろたん」~おくやまれいこ作・絵

Img_20190915_0001

おくやまれいこさんは、奥山玲子さん。

日本の女性アニメーターの先駆者です。NHK朝ドラの「なつぞら」の主人公奥原なつのモデルとされています。


この本は1980年「太平ようねん童話 おはなしゆうえんち24 おかしえんの ごろたん」の復刻版です。
ピーマン、にんじん、おさかな大嫌い、お菓子大好きの”えっちゃん”はある日、家を飛び出し”おかしえん”に迷い込みます。そこは、お菓子食べ放題の世界。ですが、良い事ばかりでなく、少し怖いことになります。あとはどうなるか?読んからのお楽しみ。です。

最後にスペシャルインタビューとして、「なつぞら」のアニメーション時代考証をしている、小田部洋一さん。奥山玲子さんの御主人ですが、「奥山玲子の原点」として話をされています。短いながらも当時のアニメーション界、奥山さんの事について興味のある所です。


「なつぞら」の奥原なつは奥山玲子さんをそのままを描いたものではありませんが、奥山玲子さんの事を知ってTVを見ると「なつぞら」もより一層面白く見られると思います。

絵本の方も素敵なので、是非、ご一読を。



2019年9月13日 (金)

「『罪と罰』を読まない」~岸本佐和子・吉田篤弘・三浦しをん・吉田浩美

Img_20190913_0001

前にも書いたように、目の調子が悪く、外をあまりウロウロできないので、本ばかり読んでます。ということで、多少、本ばかりの紹介が続くと思いますが・・・

この本2015年に文藝春秋から出版されていますが、価格が1675円。私が買ったのが、
今年文庫本で出版された756円の本。

本に関わる四人(表紙に書いてある方です)が「とある宴会の片隅で、ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことがあるか?という話になった。/『ない』『ないです』『文庫本は持っているけど』『読んでない』/居合わせた四人が四人とも首を横に振った。」ということで、帯の裏に書いてありますが「ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことのない四人が、果敢かつ無謀に挑んだ『読まない』読書会」という事になったわけです。


確かに、よく知られている大作は、なかなか読まれてないようです。ただ、なんとなく知っている。「罪と罰」も皆さんも、なんとなく中身をしっているようで知らない、ということではないかと思います。


この四人も、断片的な情報だけで、ただ、吉田浩美さんだけはNHKの番組で、影絵の「罪と罰」を見たという事で(ただし15分の短縮版ですが)リードする場面があります。でも、あの大作どうやって15分にまとめるんでしょう?


さて、みなさん少しはヒントということで、最初と最後のページが示されますが、そのうち本編6部ですが、各部から3回、1ページ、ページを指定して皆で読んでいくことになります。このページ指定もどの部分を選ぶか、なるだけヒントが多いページを推理して選びますが、この部分もなるほどです。


途中まで読んで?????と思ったのですが、この本、私も持ってはいるのですが、挫折派です。ですから、四人の読者会の話がどれだけズレているか、正しいか分かりません。


で、考えると「罪と罰」を知らないまま、この四人の会話について楽しむか、「罪と罰」を読んで、どれだけズレているか、ドンピシャリかを楽しむ手もあるかと思い、読んでからとは思ったのですが、はやり「罪と罰」を読むのは、この歳になっては辛い。


どうしようかと思っていると、ちゃんと「登場人物」と「あらすじ」が書いてあり、こちらを読んで残りを楽しみました。


最後は皆さん「罪と罰」を読んで会話が弾みますが、これは読んで見て下さい。


さて、読んだこともない本の「読書会」も、なかなか知的で面白いなと感じました。皆さんも機会があったら是非挑戦を。もっとも、どの本を選ぶのか大変ですが。



2019年9月10日 (火)

「明智光秀五百年の孤独」宮崎正弘著~重箱の隅をつつくような事でスミマセン

Img_20190909_0001

来年のNHKドラマが明智光秀を主人公とした「麒麟がくる」だそうです。NHKの説明では謎の前半生に光があてられるそうです。が、はやり興味あるのは信長殺害の謎でしょう。これには多種多様な説があり、Wikipediaをみても、どれが本当か分からない。

大河ドラマが明智光秀のせいか、光秀に関する小説、評論が増えてきました。事実は一つ解釈は百通り、といった感じ。
この本の著者の宮崎氏は、光秀に関わりのある土地を回って検証を重ねています。

最初に有名な「愛宕百韻」の「ときは今天が下しる五月哉」の解釈からはいりますが、この解釈は覚えている限りでは、初めて読んだ解釈になります。詳しく書くとネタバレになるので、各自読んでネ。


氏は時の歴史の把握から信長殺害について、いろんな説をなで切りにしながら謎に迫ります。ただ、この説が正しいかどうかは読者の判断によるでしょうが、ご一読を。


さて、今日はこの本に書いてある事について「重箱に隅をつつくような事で」氏が書いている本論とは、まったく関係の無いことです。


氏の本に「なにしろ本能寺の変では近衛邸の屋根から御所に弓を放ったという尾ひれのついた話も京では庶民が噂した。近衛邸から本能寺まで弓も鉄砲も届くはずはなく、近いとされる二条御所との距離は三百メートル以上、弓の射程はせいぜい五十メートルである。」との記述があり、この「距離は三百メートル以上、弓の射程はせいぜい五十メートルである。」の所。特に気になるのが「弓の射程はせいぜい五十メートルである」。


「射程」の定義をどうとらえるか、単に届く距離のことなのか、的に当てることなのかですが、「近衛邸の屋根から御所に弓を放った」と書いてあり、人を狙ったとか書いてないので、単純に届くかどうかの問題と思います。


さて、弓の競技では近的競技と遠的競技があり、近的競技は距離が28メートル、的は直径36センチ。遠的競技は距離が60メートル、的は直径1メートル。


といことは、「弓の射程はせいぜい五十メートル」ということはありません。とくに「せいぜい」ということはありません。的が直径1メートルなら、人の身長が160センチ~170センチが普通だと考えると、五十メートルは十分に的として狙える距離です。


以前、九十九間堂の弓通しの事を書きましたが、あれは軒の下の廊下に座って弓を射ちますが、距離は約120メートル。120メートルは弓を上に向けて射てば、多分ある程度練習をした方は届くと思いますが、三十三間堂には庇があり高さが4.5メートル~5.3メートル、幅が2.6メートル、ということは普通の弓では庇にあたるので、強い弓を使います。


昔、和弓で「射流し」という距離を競う競技があったそうですが、一位は300メートル飛ばしたそうです。ですから、三十三間堂に使ったような強い弓で名手が射れば300メートルは十分に届く距離でしょう。


ちなみに、今は亡くなりましたが弓をやっていた方が、数十年前、矢がどれくらい飛ぶか弓を上に向けて射ったところ、弓道場を越え隣の学校の運動場へ飛んでいき、慌てて追っかけたそうです。休日で誰もいなかったそうですが、かなりの距離です。


なお、どれくらい強いかフライパンをぶら下げ28メートルの所から射ったら、穴があいたそうです。よい子の皆さんも、悪い子の皆さんも絶対に真似をしないように。


以前、私、アーチェリーをしていましたが、90メートルの的を射ち、矢を的の所に取りに行ったところ、私の矢が一本見当たらず、隣の的の人から「この矢誰のですか」との声があり、見れば私の矢でした。とにかく、遠くを狙うのは難しい。女性のハートを狙うのより・・・



2019年9月 5日 (木)

「病院にて」関係ないけど「AppleWatch4」

              Img_5075

私の左腕です。時計は「AppleWatch4」。
なにかと便利していますが、最近、いいなと思ったのが5分おきに(Appによって違いはあります)24時間脈拍を測れること。もちろん寝るときも時計ははめています。鬱陶しくないかって?この歳になると、女の子が横に寝ているより鬱陶しくはありません。脈拍の状態をチェックするのはiPhone。

最近、脈拍のチェックをしていると、寝ているときの脈拍が超150の日が2,3日。ビックリしてお医者さんに行って、24時間の心電計で検査をしてもらいました。


外国でも、同じように脈拍が変だという事で病院に行ったら、即入院で助かった人もいるとか。


もう一つ、年寄りになって転んだとき、これを感知して下の写真のように、「ひどく転倒されたようです。」という表示が出て、もし、骨が折れてどうしようも無いときは、「SOS」の所を右にスライドすると、家族なり119番に連絡が行きます(📞番号を前もって登録する必要あり)。特に、家族が同居しているなら良いのですが、独居老人の場合は助かります。


              Img_5083  

それはさておき、今日のお話は病院での採血のことです。私、小さい時から注射器と血を見るのが苦手で、採血をされるときなど、なるべく注射器を見ないように体を斜めにしていたら、「採血しにくいから、もう少し正面を見てください」と言われたことが再三再四。

職場で全員献血を強制されたときも、採血車に乗って採血している血を見たら具合が悪くなって、看護師さんが私の顔色を見て「無理されないでもいいですよ」と言われて逃げ帰って来ました。


10年ほど前、心臓病をして点滴をすること数十回。入院、手術で採血、点滴、チンコの先から内視鏡を入れられるなどされながら、最近やっと採血されることになれました。


ですが、一番上の写真を分かるとおり、私、血管が他人のように浮き上がっていないのです。いつも看護師さんから「血管が細いですね、奥にもぐって、かくれんぼですね、おまけに固いし」といわれ、採血されるのに一苦労。


最近、某総合病院にいって検査室で採血をしてもらいました。ずらっと採血するところがあって検査技師(正式名称が分からないので、一応、検査技師さんにしておきます)さんがいて、もちろん採血は専門です。


で、ですね、私の所に、「美し過ぎる検査技師」さんが血を採りに来ましたが、やはり、血管が分からない、「ここかしら、あら、違うわ、こちらかしら」と3回ほど打ち直し。


私としては、怒りたかったのですが、なにしろ相手は「美し過ぎる検査技師」さん。思わず「首筋の所に噛みついて、血を吸ってよ!」と言いましたが、これ、セクハラになるのかな?と思っていたら、「今、昼ですから・・・」との返答。ということは彼女、本当に吸血鬼なのか?冗談でいったのか?近いうち「夜の診察室(昔の映画の題です。主演、松坂慶子さん)」に出向こうかと・・・

意外と、ウソのような本当の話だったりして・・・




2019年9月 1日 (日)

「三体」~劉慈欣著

              Img_20190901_0001

中国人によるSF小説です。アジア圏初のヒューゴー賞長編に輝いています。スケールがデッカくて面白い小説です。

中国小説というと、「三国志」「水滸伝」「西遊記」等々があり、これも面白く10巻ばかりの本、一気読みをしました。


さて、中国のSF小説というとなんとなく?という気がするのですが、考えれば、西欧人から見ると日本人のSF小説?ということになるのでしょうが。


この小説、文化大革命から始まり、謎の巨大パラボラアンテナのある施設、VRゲームの「三体」、世界的な科学者の相次ぐ自殺、人類に絶望している団体「フロンティア」、そして「三体」とは、ということなのですが、最初は話が繋がらないものの、筆力があるので引き込まれて読むことができます。中頃からこの関係が明かされてきますが、意外や意外です。


科学的な説明がありますが、私、文系なのでよく分かりませんが、ここは、小説にリアリティを付けるものだと割り切って、「なるほどね~」と頷きながら読めば、なんとなく分かったような気がするので、科学に弱い方もこの手で・・・・


さて、筋立てをご紹介すれば読むときに興味をそぐので(というより、面倒くさいので)書きませんが、目次を読んだとき、あ!これいけるな、と思ったので、目次だけの紹介にします。


第一部 沈黙の春

 1 狂乱の時代 一九八六年、中国
 2 沈黙の春 二年後、大興安嶺
 3 紅岸(一)
第2部 三体
 4〈科学境界〉 四十年後
 5 科学を殺す
 6 射撃手と農場主
 7 三体 周の文王と長い夜
 8 葉文潔
 9 宇宙の輝き
 10 史強
 11 三体 墨子、烈火
 12 江岸(二)
 13 江岸(三)
 14 江岸(四)
 15 三体 コペルニクス、宇宙ラグビー、三太陽の日
 16 三体問題
 17 三体 ニュートン、ジョン・フォン・ノイマン、始皇帝、三恒星直列
 18 オフ会
 19 三体 アインシュタイン、単振り子、大断裂
 20 遠征
第3部
 21 地球反乱軍
 22 江岸(五)
 23 江岸(六)
 24 反乱
 25 雷志成、楊衛寧の死
 26 誰も懺悔しない
 27 エヴァンス
 28 第二江岸基地
 29 地球三体運動
 30 二つの陽子
 31 古箏作戦
 32 監視員
 33 智子(ソフォン)
 34 虫けら
 35 遺跡

コペルニクスとか、始皇帝とか、アインシュタインとか目次を読むだけでも、なんとなく読みたくなるでしょう(^_^)v。


最後は地球危機一髪なのですが、この本は3部作になっており、次作が2020年に刊行予定で、早く読みたいものです。なお、訳者の大森望さんのあとがきもなかなかの読み物です。


中国人のSFだからあまり売れてないだろうと思っていたら、いつもの田舎の本屋さんに平積みになっていて、意外と売れているんですね。




2019年8月29日 (木)

「宮本武蔵」と「オリンピック」の微妙な関係・・・

                Photo_20190829193501
          (宮本武蔵自画像・島田美術館蔵・熊本県指定文化財~Wikipediaより)

島原・天草の乱で宮本武蔵が参戦していたことは以前に紹介しましたが、多少調べ直しをしていたら、武蔵の書いた物に、ご存じ「五輪書」というのがあります。が、あれ?「五輪」とはなんぞやと?


「五輪」というと思い出すのが「五輪塔」。下のような物です。供養塔、墓の事です。

下から「地輪」「水倫」「火倫」「風鈴」「空倫」といい、密教に関係があり「地」「水」「火」「風」「空」という思想があるそうです(ここの説明は、難しいので自学して下さい(^^)~)。五輪塔もこれにちなむものです。
 
        Photo_20190829194601   Photo_20190829195001
                   (Wikipediaより)

宮本武蔵の「五輪書」もこれに基づき「地の巻」「水の巻」「火の巻」「風の巻」「空の巻」の五巻でなり立っています。

さて、オリンピックのシンボルマークは五大陸を表す5つの輪からなり立っています。
日本の場合、オリンピックを「五輪」と表現することがあります、「五輪音頭」「五輪代表選手」「五輪選考会」等々。


で、Wikipedia「近代オリンピック」の項を読んでいると下のような記事がありました。



五輪は、近代オリンピックのシンボルマークである5色で表現した5つの輪と宮本武蔵『五輪書』の書名を由来として、読売新聞記者の川本信正が1936年に考案した訳語である。本人は「以前から五大陸を示すオリンピックマークからイメージしていた言葉と、剣豪宮本武蔵の著『五輪書』を思い出し、とっさに『五輪』とメモして見せたら、早速翌日の新聞に使われた」と述べている。



このことは、読売新聞2013年9月12日付け新聞の記事「オリンピックを『五輪』と呼ぶのはなぜですか。また、『パラリンピック』とはどういうどういう意味ですか。」という所に載せてあるそうです。


ということで、「オリンピック」と「宮本武蔵」微妙な所で関係があったといえるような・・・・



2019年8月23日 (金)

「8÷2(2+2)=?」ってなによ?

           Img_20190823_0001

いま、ネットで話題になっているそうです。数学というより算数レベルでしょうが、この答えについて論議されているそうです。あなたの答えは、いかがでしょう?

結果は「1」と答える人と「16」と答える人がいるそうです。算数だから、答えは一つだと思っていたのですが・・・


「1」と答えた人は

「8÷2(2+2)=8÷2(4)=8÷8=1

「16」と答えた人は

「8÷2(2+2)=8÷2(4)=4(4)=16」

要するに「2(4)」を優先するか、「8÷2」を優先するかですが、これはアメリカとイギリスの「演算」の順序に2種類あり・・・


アメリカでは演算の順序を「かっこ、指数、掛け算、割り算、足し算、引き算」とするそうです。

イギリスでは演算の順序を「かっこ、べき数、割り算、掛け算、足し算、引き算」とするそうです。

この順序により、答えが違ってくるそうです。


と、ここまで書いて、私、文系なのでどうもピンときません。詳しく知りたい方は下のリンクをクリックして、じっくりと考えてください。

こちらを👉クリック

 

2019年8月22日 (木)

「蝉」も少子化?

            Dsc_0172

上の写真は「空蝉(うつせみ)」。源氏物語にも「空蝉」の巻があります。蝉の抜け殻です。「岩に爪たてて空蝉泥まみれ」(三鬼)。

いつも桜の名所、橘公園を歩いているのですが、今日、ふと「あれ、いつも、うるさいというほど、やかましく鳴いている蝉、今年はそんなに鳴いていたっけ?」と思いました。思い返しても、うるさいほど鳴いている日はなかったように感じました。蝉にも「少子化」と言うのがあるのかな?ヒョッとしたら、私の耳が遠くなったのかもしれませんが・・・(^^;)


この歳になると、あと何回桜が見られるのか、何回名月が見られるのか、何回花火大会が見られるのか、何回初詣ができるのか、何回祭りに行けるのか、何回恋ができるのか・・・などと考え始めます。マラソンで言えば、競技場に入ってゴールテープまであとわずかです。ゴールテープの向こう側は極楽か地獄ですが・・・


多分、こんな事を考えるのは、夏の暑さのために体力、気力が無くなってきたからでしょうが・・・

            あと幾たび聞けるかと問う蝉時雨  sugikan



2019年8月18日 (日)

第116回「なつぞら」~「商売〼〼繁盛」について

             Photo_20190815200901

なっちゃんの後ろの貼り紙「商売〼〼繁盛」と書いてあります。「〼」は「枡」を記号化したもので「ます」と読みます。ですから、貼り紙の文字は「商売ますます(益々)繁盛」と読みます。言葉遊びの一種です。
そのほか「空き家あり〼(ます)」「冷やし中華あり〼」などと使い、多分皆様も、あちらこちらで見かけることがあると思います。
ただですね、「〼タ●ー●●ン」などと使わぬように。ここ、分かる方は分かるし、分からない方は分からないと思いますが・・・・

さて、ここで若干問題があります、枡は「☐」で良いのではないか、「☐」の中の斜線はなんなのさ?という事です。


ウィキペディアで「〼」を調べると下記のように書いてあります。


・・・この用例は(注:〼を「ます」と読むこと)は江戸時代にかなり多かったが現代になってからは使用頻度は少なくなった・・・


下は私が所持している尾張藩の一升枡です。明治から現代まで150年あまり、と考えるとそれ以前の物だと分かります。もちろん、江戸時代のものです。


ご覧のように斜めに金具が入っているのが分かります。これで「商売ますます繁盛」は「商売☐☐繁盛」ではなく、「商売〼〼繁盛」という事が分かると思います。江戸時代の「〼」の記号をいまでも使っているという事です。


            Photo_20190815203501

この斜めの棒は「弦鉄」といい、米を計るとき上を平らにするため、「斗掻き(とかき)」「枡掻き(ますかき)」「枡掛き」という木の棒を使いますが、この時、掻きやすいように取り付けられたものだそうです。


小泉袈裟勝氏は「ものと人間の文化史36 枡(ます)」(法制大学出版局刊)で弦鉄の使用について疑問を書いておられます。詳しく書けば長々なるので、「枡」について研究されたい方は一読のほどを。この弦鉄がある枡を「つるかけ」「つるかけます」といいます。


さて、この私の尾張藩の枡と同じ尾張藩の枡が「東洋計量史資料館」置いてあり(ただし「弦鉄無し」)、以下のような説明になっています。


「資料名・品名★新京枡(徳川家康・尾張藩)」「年代★江戸時代」「収集者★東洋計器(株)土屋泰秀)「製造元・国★日本(名古屋)」「サイズ★口広:四寸九分 底深:二寸七分」「用途★米(年貢)」「要旨★徳川家康が定めた公定枡の規格で造られた尾張藩の焼印があり新京枡。京枡より約3%多く入れられるよう作られている」。これも一升枡です。

なお、枡は大きさをごまかされない様に「枡改」をしています。


      Photo_20190817204901 Photo_20190817205001 

上の写真、左が尾張藩の焼き印、右は中の方まで焼き印が押してありますが、これは中に貼りものなどして、容量の不正を防ぐため。年貢などのときにごまかされないための予防。

下の左の写真、底板とその上の板に契印みたいに焼き印を押していますが、これも枡の改造防止のためでしょう。

下の右の写真、底の焼き印ですが、枡の大きさを焼き印しています。写真では分かりにくいですが「四寸九分」「二寸七分」。一升枡の大きさです。真ん中の丸いのは多分「穀用」ではないかと思われます。なお、「液用」の枡もありました。酒とか油などを計ります。大きさが「四寸九分」「二寸七分」で「東洋計量史資料館」に置いてあるものと同じ大きさですから、「新京枡」になります。

なお、島原半島の南串馬場庄屋の古文書に「枡改」の所に「弐寸七分 壱升」などの文字も記されてありますから、島原藩もこの「新京枡」を使ったことが分かります。

      Photo_20190817205201 Photo_20190817205202

枡については最初からこの大きさではなく、信長時代、豊臣時代、徳川時代と段々統一され、最終的にはこの新京枡が公認の枡になっています。

なお、江戸時代に京都と江戸で枡を専売した機関として「枡座」がありますが、東国は「樽屋」、西国は「福井家」。この両家で枡を造り枡改めを実施しますが、枡の製造を自藩で行うところもあり、枡座の完全な製造・販売の独占体制は不可能であったようです。越後高田藩、紀州藩などが藩は独自に枡を作っていたそうです。


下の写真は京都市が行った「福井家旧蔵 京枡座関係資料調査報告書」の中の1ページです。「弦鉄」のない枡もありますが、このように「弦鉄」が使われたものがたくさん載せてありました。


                   Img_20190814_0002

枡については上に紹介した、小泉袈裟勝氏の「枡(ます)」と京都市の報告書を参考にしましたが、興味のある方はご一読を。小泉袈裟勝氏の本は少し大きな図書館にあると思いますが、京都市の報告書は入手しにくく、京都の図書館あたりには置いてあると思うのですが・・・

以上、長々と書きましたが、私自身も消化できないところもあり、分かりにくかったかと思います。「なつぞら」の「商売〼〼繁盛」を見て、以前調べていたものを思い出したので・・・<(_ _)>



2019年8月14日 (水)

第115回「なつぞら」の食卓のこと~どうでもいいけど気になって・・・

             Photo_20190814201301

歳を取ったら、なんとなく小さなことが気になって・・・どうでもいい事なんですが・・・(^_^;)。

「なつぞら」の115回。一久さんが慣れない手つきで朝食を作って、食卓にできた物を並べますが、なんとなくアレ?


食卓に並んだ物を見ると「食パン」「ベーコンと目玉焼き」、真ん中が多分「ポテトサラダ」か?、とここまでは分かるですが・・・


多分「ナスの漬物」「ひじきの炒め物(煮物か?)」、極めつけが「おみそ汁」、見た所中身は豆腐とワカメ。
パンとみそ汁、人それぞれ好みがあり、かまわないのですが・・・あと、瓶に入っているのはジャムか?コップの中身は見た所麦茶かな?


和洋折衷な感じですが、これ「パン」が「ごはん」なら不自然ではないと思うのですが。ドラマだから何か意図があるのかな?


で、考えて見ると時代が昭和42年(1976)夏になっています。家庭でパン食が普及したのはいつ頃からか調べてみたのですが、よく分かりません。もちろん、家庭の嗜好、家庭の年齢構成、地域差(都会と郡部)等々条件によって違うとは思うのですが・・・


私の母方の実家は洒落ていて、昭和30年頃には朝食はパンとコーヒーでした ♫😊。



2019年8月10日 (土)

「タラタラしてんじゃね~よ」★ステックタイプではないけれど

           Dsc_0370

今日、いつものコンビニに行ってレジのカウンターで見かけました。まさか、田舎のコンビニに置いてあるとは思わず・・

「これ、あれ?」

「はい、これ、あれです」
「ここにあったの?」
「最後の二つです・・・」

で、よく見ると残念ながら、例の「ステックタイプ」ではないんですね。


「ステックタイプない?」

「残念ながら、置いて無いんです、すいません」

ですが、形が違うだけで味は同じだろうと買って来ました。

製造会社はもちろん「よっちゃん食品工業株式会社 本社工場」。日向子さんと同じ「エスニック風味」、ただし、こちらは「激辛味」。

中身は上のようなお菓子ですが、これ、ステックタイプじゃないと歩きながらは食べにくいですね。


まあ、日向子さんが食べたものとは少し違いましたが、満足しました。これで私のゴルフのスコアもあがるかと・・・もっとも、私の場合は
老人会のグラウンドゴルフですが・・・



2019年8月 9日 (金)

令和元年 「長崎原爆の日」に

               Img_20190809_0002  

以前、この写真を使った覚えもあるのですが、原爆に遭う前の長崎浦上天主堂です。当時、東洋一だと言われていたそうです。

私の生まれは長崎の繁華街の近くですが、小学校の時、浦上に引っ越してきました。当時は、少し整理ができていましたが、まだ瓦礫が積んであるのを覚えています。


私の母の父は、浦上に住む友人の葬式に出かけ原爆に遭いました。家族で捜しに行ったそうですが、女性は長崎駅で止められ、男性だけで捜しに行ったそうですが、遺骸は見つかりませんでした。


今いろいろと絵葉書を集めているのですが、教会の内部、多分ミサの感じがするのですが説明には「Interior aspect of Urakami church」としか記されていません。残念ながら2枚の写真は使用されていないので、消印で月日を確認することはできませんでした。


                Img_20190809_0001

ご覧のように教会内はカトリック信者の方で溢れています。この浦上地区はカトリックの方が多く、私の同級生にもカトリックの友人がたくさんいました。

教会に集う人は、浦上地区を中心に住んでいる方々だと思われます。ということは、この人々のほとんどが原爆で亡くなられたと思います。もちろん、カトリックで無い方も多数亡くなられていますが・・・

現在、アメリカ、ロシアをはじめ核兵器を保持している国々があります。つくづく、人類は何のために存在しているのか、暗澹たる気持ちに襲われます。




2019年8月 8日 (木)

「飲めるごはん」を飲んでみたら~

              Dsc_0359

「飲めるごはん」。非常食、保存食です。作ったのはJA、裏を見たらJA北大阪になっていました。

飲めるといっても、そのままの米粒ではなくお粥状態、流動食の感じ。で、お味は梅こんぶ、シナモン、ココア。たまたま通販で見かけたので、購入しました。がですね、3種類のお試しセットがあったのですが、間違って梅コンブばかり6本買ってしまいました。

「アレルゲン特定原材料等27品目は使用しておりません」と気をつかってますね。もちろん「非常食・保存食」の文字。「よく振ってそのままお飲みください」。

Dsc_0364 Dsc_0366

災害時、水、ガス、寝る所、便所など困ることがたくさんあります。食事もそのうちの大きな問題で、災害時、最近は以前と比べ、食べ物の手配も早くはなっている感じですが、状況によってはどうにもならないことがあり、火も使えない、水もない、食材もないという緊急の時には便利だと感じました。

梅こんぶ味でいうと、すっぱいかと思ったら甘めのお味で、アララ、とは感じましたが、気分が陥っているとき、甘いものを食べると少しは気が楽になります。同じように、災害時、気が動転しているときは、甘めのものが良いかも。エネルギーの補填にもなります。

暑いので、冷やして飲んでみたら意外と良い感じ。暖めても美味しいかな、とは思いましたが、災害時、ガスもなく冷蔵庫もないので常温で飲むことになります。

お値段は私が買ったところは6本で2370円(1本あたり395円)、保存期間が5年。保存期限が来る前に甘いので、おやつとしても良いかも。今あちらこちらで自然災害が起こっています。自治体で購入しているところもあるそうです。

台風が今年は多いようです。数年前、大きな台風がきて、数日間、水道が止まり、電気が止まり、電気釜が使えず、ごはんを炊くのに苦労しました。皆様も、購入を考えてはいかがでしょう?

シナモン、ココア味も試したかったな~とは思いました。

 

2019年8月 3日 (土)

ブラックムーン??????

              Img_4059

何か、よう分かりませんが、8月1日、8月31日は「ブラックムーン」だとか。

最近、お月様について「ブルームーン」とか「ブラッドムーン」とか「ストロベリームーン」とか「スーパームーン」とか、いろいろ出てきましたが、今回は「ブラックムーン」ですって。

調べてみたら、「新月が一月に2回ある月のこと」らしいです。上の写真は8月1日の月です。見えない?「ブラックムーン」だから、見えないのが当たり前。ただし、心眼で見ると、ほんのりと見えます。まだ見えない?それは、あなたの心の眼が曇っているからです。


あと、今月の31日が「ブラックムーン」だそうです。なにかよく分かりませんが良いことがあるとかで、31日は是非ご覧下さい。


なんとかムーンが多くなってきましたが、一番楽しいのが「ハネムーン」。カミサンもあの頃は若くて、素直で、
カワユかったな~、と思い出にふけっております。


この場をお借りして、連絡です。


先日、コメントをいただきました。ありがたいことに、私のブログをRSSに登録とのことです。しかし、突如更新が表示できなくなったそうです。

私が使っているブログが、ニフティのココログで最近リニューアルをしましたが、書いた記事がアップできなくなったり、閲覧数がカウントできなくなったりしたことがありました。
多分、リニューアルの影響だと思うのですが・・・なお、私、RSSを使ったことが無いので、修正についてはどうするか知恵がないので、どなたかご存じの方、コメントをお願いいたします。



«「骨伝導イヤホン」使ってみたら・・・

フォト
2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

ブログランク参加中クリックしてね

最近のトラックバック

amazon

無料ブログはココログ